キンギョ
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宇宙へ

1994年7月8日には、宇宙酔いなどの研究のため、弥富町(当時)産の6匹のキンギョが向井千秋宇宙飛行士らとともにスペースシャトルコロンビア」号に搭乗した。


身体の特徴

大きく分けて横向きから観賞することを前提に改良されたものと、上向きから観賞するために作られたものがある。一般的に上向きから観賞するものは高価なものになる傾向がある。


体色

体色は白、オレンジ(金色)、赤、黒、茶などさまざまであるが、孵化してからしばらくの間はフナと同じく黒色をしており、ここから徐々に赤い色などに変化していく(これを褪色現象という)。色は成長とともに変化することもあり、クロデメキンなど黒い色をしたキンギョでは数年経過してから褪色が始まり、金色になってしまうこともある。キンギョの体色には、以下のような呼び名がついていることがある。
素赤
赤一色のもの。
更紗
赤と白による模様。そのうち赤の比率の多いものを赤更紗、白の比率の多いものを白更紗と呼ぶこともある。
キャリコ
赤、黒、白などによる複雑なまだら模様。
丹頂
頭頂部のみ赤で、他は全て白のもの。
背赤
背中のみが赤で、他は全て白のもの。
六鱗
口、エラぶた、ヒレのみが赤で、他は全て白のもの。


尾の形

キンギョの特徴の一つは、その独特な尾の形である。フナ尾、吹き流し尾、三つ尾、四つ尾、そり尾、さくら尾、クジャク尾などといった種類がある。特に、三つ尾、四つ尾など、尾ひれの背面側が癒合して腹面に向けて左右に分かれた形は、他の観賞魚の変異にも似たものが見あたらない。


代表的な品種

キンギョには約25の品種がある。品種には突然変異によるものと、交雑によるものの2種類に大別できる。そもそも中国から伝来したワキンがフナの突然変異によるものだった。ワキンの突然変異によって、リュウキンやアカデメキン、マルコが生まれた。背びれのないランチュウはマルコが突然変異したもの。交雑の例としては、フナとリュウキンからテツギョが、ワキンとリュウキンからワトウナイが生まれている。 比較的新しい品種としては、ハマニシキのほか、昭和になってから原産地の中国から輸入されたスイホウガンやタンチョウ、合衆国から輸入されたコメットがある。

なお、キンギョの品種はそれほど固定したものではない。たとえばイヌであれば、チワワ同士の交配ではチワワが必ず生まれるわけだが、キンギョではそうではない。たとえばキンギョに特徴的な尾ひれの形である、左右に分かれた形(大きく左右1,真ん中上側1,上側が先で割れていれば4つ尾、割れていなければ3つ尾)の鰭を持たずに生まれて来るものがかなり多い。フナと同じ様な鰭のものを鮒尾といい、生まれて来る子の半分近くがこれである。また、中央上側が鮒尾の上半分になったものをつまみといい、これもかなり出る。したがってこれらを取りのけなければキンギョの形にはならず、この選別作業は稚魚養育において重要な段階である。ランチュウでは、背びれが出るもの、背中に棘がでるものなどもあって、一応まともにランチュウの姿になるものでも1割に満たない。そのため一尾ごとの値段もばらつきがあり、最高クラスの姿になると50万程度の値がつくことも珍しくは無い。

ペットショップにて売られている安価な金魚や金魚すくいに使われる金魚は、このように業者によって選別された、比較的価値が低めの金魚である場合がほとんどである。そのため品評的な価値は(飼育者が満足する部分を除いては)ゼロである。


ワキン系

もっともフナに近い品種。丈夫で飼いやすい種類が多い。


ワキン(和金、和錦)

中国から来た最初のキンギョ。フナに近い体型。もっとも手に入りやすく、丈夫で飼いやすい品種。観賞用としては、更紗模様の三つ尾のものが好まれる。和金の子供で、体長3cm前後のものを小赤、5cm前後のものを姉金と称することもあり、縁日金魚すくいなどでよく見られるほか、大型肉食性魚の生き餌として使われることもある。フナに一番近い金魚のため、平均寿命も金魚の中で最も高い。フナに近いため明治時代には食用としての研究もされている。


コメット

アメリカから逆輸入という形で日本に入ってきたキンギョ。水産試験場の池で、日本から輸入されたフナやリュウキンなどが自然交配を重ねた結果生まれた品種。ワキンの様に細長い体にすらりと伸びた鰭が美しい。吹き流し尾と呼ばれる長い尾をなびかせて素早く泳ぐ姿が彗星を連想させるためにこの名が付いた。手に入りやすく、丈夫で飼いやすい品種。


ショウナイキンギョ(庄内金魚)

大正時代に山形県庄内地方で生み出された品種。体色は赤一色か更紗。一見コメットに似るが体型はいくぶんか丸みを帯びており、尾びれの張りもあまり強くない。寒冷な気候に非常に強く、丈夫な品種。


シュブンキン(朱文金、朱文錦)

サンショクデメキンとの交配により、キャリコ柄になった品種。体型はコメットに近く、長く伸びた各鰭が特徴。手に入りやすく、丈夫で飼いやすい品種。なお、イギリスには特徴的な尾を持つブリストルシュブンキン(Bristol shubunkin)という品種のみを、熱心に飼育する愛好会も数多く存在する。


ジキン(地金、地錦)

ワキンの突然変異により、尾がX状に開いた(孔雀尾)品種。六鱗(ロクリン)とも呼ばれる。愛知県天然記念物で、美しい体色を引き出すために人為的にうろこを剥いだり薬品を塗布するなどの方法で調色が行われる。ワキン系の品種ではあるが、体質は弱く、飼育は非常に難しい。三河地方ではずんぐりとした体型で、尾張地方では笹葉のような長手の個体が多い。


オーロラ

シュブンキンとエドジキンの交配により近年生み出されたキンギョ。見た目はシュブンキンに近いが、尾は四つ尾であり、成長するに従い、更に大きく長く伸びるひれが特徴。まだ流通量が少ないため、とても珍しい品種。

和金

コメット

朱文金


リュウキン系

ワキンの変異種。体調が短く丸みを帯び、尖った頭・豪華な尾が特徴。


リュウキン(琉金、琉錦)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki