もともとは植物の灰の中の炭酸カリウムを砂の二酸化ケイ素と融解して得られたので、カリガラスが主体であった。灰を集めて炭酸カリウムを抽出するのに大変な労力を要したのでガラスは貴重なものであり、教会の窓、王侯貴族の食器ぐらいしか用いられたものはなかった。産業革命中期以降、炭酸ナトリウムから作るソーダ石灰ガラスが主流になった。炭酸ナトリウムはソルベー法により効率よく作られるようになったが、現在は天然品(トロナ)を材料に用いることもある。産地としては米国ワイオミング州グリーンリバーが一大産地であり、世界中の需要の大半をまかなっている。埋蔵量は5万年分あるとされている。
現在、ガラスは食器や構造材のみならず、電子機器、光通信など幅広い分野で生活に必要不可欠なものとなっている。
ガラス年表を参照
ガラスの応用
食器
窓ガラス
レンズ
鏡
光ファイバー
ブラウン管
ハードディスクドライブ
液晶ディスプレイ
プラズマディスプレイ
蛍光灯
白熱電球
砂時計
ビー玉
ビーズ - とんぼ玉
いろいろなガラス
ソーダ石灰ガラス
カリガラス
クリスタルガラス
石英ガラス
偏光ガラス
強化ガラス
合わせガラス
耐熱ガラス・硼珪酸ガラス
防弾ガラス
ガラス繊維
水ガラス
ウランガラス
アクリルガラス
ダイクロ
ゴールドストーン・茶金石・砂金石・紫金石
ガラスセラミックス
低融点ガラス - ガラス転移点が600 ℃ 以下程度のガラス。電子部品において絶縁、封止、接着等に広く用いられている。ホウケイ酸鉛系ガラスが多く用いられていたが、環境負荷低減のために鉛フリー品の開発も進められている。
金属ガラス - 金属ガラスは、他のアモルファス金属とは異なり、過冷却液体の状態で安定し、結晶化が始まる前に固体化が完了するため、鋳型による鋳造で製造できるので工業用途での利便性が高い。
サフィレット
おもな大手ガラス会社
旭硝子
セントラル硝子
日本板硝子
日本電気硝子
HOYA
コーニング(米)
サンゴバン(仏)
PPGインダストリーズ(米)
ピルキントン(英) - フロート式板ガラスの製造法を発明した。
ガラス工芸及びその会社
HOYACRYSTAL
カガミクリスタル
バカラクリスタル
スワロフスキー
江戸切子
薩摩切子
岩田硝子工芸
佐竹ガラス
喜南鈴硝子
北一硝子
モレッティ
ヴェネツィアン・グラス
ボヘミアガラス
カンブリアクリスタル
上越クリスタル硝子
アダチガラス
ガラスを使った比喩は、大きく分けて2種類の意味に使われる。
脆いもの、壊れやすいもの。「ガラスの地球を救え!」など。
透明なもの、明示されていないもの。「ガラス張り」「ガラスの天井」など。
参考文献^ a b 日本化学会編「化学便覧応用化学編-第6版-第I分冊」丸善 (2002) 13.5 汎用ガラス・ほうろう