正式名称は、Republik ?sterreich (ドイツ語: レプブリーク・エースターライヒ)。
通称、 ⇒?sterreich(エースターライヒ)(ヘルプ・ファイル)[1]。
公式の英語表記は、Republic of Austria。通称、Austria 。日本語の表記は、オーストリア共和国。通称、オーストリア。漢字表記では墺太利(略表記:墺)と記される。ドイツ語の表記や発音を考慮した日本語表記はエースターライヒ、エスターライヒまたはエステルライヒである。
国名(?sterreich)は、ドイツ語で「東の国」という意味である。ドイツ語の reich(ライヒ)はしばしば「帝国」と訳されるが、フランスのドイツ語名は現在でも Frankreich(フランクライヒ)であるように、語源的には「帝国」という意味ではない。reich には「帝国」の意味のほか、王国、国、(特定の)世界、領域、(動植物の)界という意味が含まれている。
オーストラリアとの混同オーストラリアの道路標識「カンガルーに注意」
日本国内にてオーストリアはしばしばオーストラリアと間違われるが、オーストラリアはラテン語で「南の地」に由来し、オーストリアとは語源的にも無関係である。
オーストリア大使館とオーストラリア大使館を間違える人もおり、東京都港区元麻布のオーストリア大使館には、同じく港区三田の「オーストラリア大使館」への地図が掲げられている[2]。
2005年日本国際博覧会(愛知万博)のオーストリア・パビリオンで配布された冊子では、日本人にオーストラリアとしばしば混同されることを取り上げ、オーストリアを「オース鳥ア」、オーストラリアを「オース虎リア」と覚える様に呼びかけている。
両国名の混同は日本だけではなく英語圏の国にも広く見られ、聞き取りにくい場合は"European"(ヨーロッパのオーストリア)が付け加える場合がある。しばしばジョークなどに登場し、オーストリアの土産物屋などでは、黄色い◆型にカンガルーのシルエットを黒く描いた「カンガルーに注意」を意味するオーストラリアの道路標識に、「NO KANGAROOS IN AUSTRIA (オーストリアにカンガルーはいない)」と書き加えたデザインのTシャツなどが売られている。
2006年10月、駐日オーストリア大使館商務部は、オーストラリアとの混同を防ぐため、国名の日本語表記を「オーストリア」から「オーストリー」に変更すると発表した[3]。オーストリーという表記は、19世紀から1945年まで使われていた「オウストリ」という表記に基づいているとされた。
発表は大使館の一部局である商務部によるものだったが、署名はペーター・モーザー大使(当時)とエルンスト・ラーシャン商務参事官(商務部の長)の連名(肩書きはすでに「駐日オーストリー大使」「駐日オーストリー大使館商務参事官」だった)で、大使館および商務部で現在変更中だとされ、全面的な変更を思わせるものだった。
しかし2006年11月、大使は、国名表記を決定する裁量は日本国にあり、日本国外務省への国名変更要請はしていないため、公式な日本語表記はオーストリアのままであると発表した[4]。