エレベーター(米:Elevator, 英: Lift)とは人や荷物を載せた箱を垂直に移動させる昇降機である。また、日本では、人は乗れない荷物専用のものは「リフト」(英語では英米ともDumbwaiter: ダムウェーター(Dumbが差別用語のためか、建築基準法ではかつてそう記載されたが、小荷物専用昇降機に変更された)と呼ぶことが多い。
目次
1 歴史
2 用途種別
2.1 非常用エレベーター
3 様々なエレベーター
4 定員
5 構造
5.1 駆動方式
5.2 制御方式
5.3 バリアフリー構造
6 製造メーカー
7 日本でのシェア
7.1 開発環境
8 安全と寿命
8.1 メンテナンス
8.1.1 日本でのメンテナンス形態
8.2 主な事故
9 関連項目
10 外部リンク
11 表記について
12 その他
//
エレベータはすでに紀元前から存在し、アルキメデスがロープと滑車で操作するものを開発していた。中世ヨーロッパでも、滑車を用いた巻上機が存在し、一部で利用されていた。17世紀に入ると、釣り合い重り(カウンターウェイト)を用いたものが発明された。
19世紀初頭には、水圧を利用したエレベーターがヨーロッパに登場し、工場などで実際に使用された。1835年に蒸気機関を動力として利用したものが現れた。ただし、水力そして蒸気機関を用いたエレベータは、非常に速度が遅く、安全性にも問題があった。
これに解決の糸口を与えたのは、アメリカのエリシャ・オーチス(Elisha Graves Otis、1811-1861)である。彼は1853年のニューヨーク万国博覧会において、逆転止め歯形による落下防止装置(調速機、ガバナマシン)を取り付けた蒸気エレベーターを発表した。オーチスは、来場客の面前で、吊り上げたエレベータの綱を切ってみせ、その安全性をアピールした。
1859年、ニューヨークのブロードウェイに建てられたホテルに、オーチスのエレベーターは初めて採用された。それまでホテルの上方階は、荷物の上げ下ろしが大変なため不人気で料金も安かった。しかし実用的なエレベータの登場以降、環境のよい上方階は宿泊客の人気を呼ぶようになった。
1861年、オーチスは蒸気エレベータの特許を取り、会社を設立した(オーチス・エレベータ、Otis Elevator Company)。
1889年、オーチス・エレベータ社は世界で初めての電動エレベータを開発 。ニューヨークのビルに採用された。以降、ニューヨークの摩天楼化に拍車がかかっていく。
1890年11月10日、東京浅草の凌雲閣に日本初の水圧式電動エレベーターが設置される。日本エレベータ協会は、11月10日を「エレベータの日」としている。
1993年、当時世界最高速を誇る750m/min(=時速45km)のエレベーター(三菱電機製)を有する横浜ランドマークタワーが開業。