多くの種類があって、河川から深海まであらゆる水環境に生息する。食用や観賞用として人とのかかわりが深い種類も多い。
淡水域 - テナガエビ類、スジエビ、ヌマエビ類、ザリガニ、アメリカザリガニ、カワエビなど
タイドプールや藻場 - イソスジエビ、ホッカイエビ、コシマガリモエビ、アシナガモエビなど
浅い海の砂泥底 - テッポウエビ、クルマエビ、ウシエビ(ブラックタイガー)、シバエビ、サルエビ、ウチワエビなど
浅い海のサンゴ礁や岩礁 - サラサエビ、カクレエビ類、オトヒメエビ、イセエビ、セミエビ、ロブスターなど
深海 - サクラエビ、シラエビ、ホッコクアカエビ(アマエビ)、アカザエビなど
ほとんどのエビが食用にされ、大小さまざまなエビが漁獲・消費されている。エビは豊かな国において大量消費される傾向が強く、「エビの集まる国が当代で繁栄している」という見方もある。古くは古代ローマがそれにあたり、近代ではイギリス、アメリカ、日本と遷移している。
エビを使った料理は、刺身、茹でエビ、焼きエビ、佃煮、グラタン、寿司、天ぷら、エビフライ、えび団子、ハトシ、焼売、餃子、エビチリ、炒め物、鉄板焼きなど多種多様である。スナック菓子としても、煎餅(えびせん、満月)、シュリンプロールなどが作られている。ただし、エビやカニは食物アレルギーを起こしやすく、製品を販売する場合にはエビやカニを原材料で使用している旨を表示することが望ましいとされる。
漁法としては主に刺し網、徒手採捕、かご・どうを用いた漁法で漁獲する。第一種共同漁業権対象のものと、それ以外のものがある。スジエビ、テナガエビなどの内水面に棲息するもので第五種共同漁業権が設定されているものもある。
ウシエビ(ブラックタイガー)などのエビは東南アジアを中心とする海外で大規模に養殖されている。これらの海外養殖では養殖場確保のためにマングローブ林が伐採され、養殖後は汚染された湿地が残されるなど、環境問題も指摘されている。なお、海外のエビ養殖の多くは日本及びアメリカ向け輸出用の生産が大半を占めている。
分類ウィキメディア・コモンズには、 ⇒十脚目 に関連するカテゴリがあります。ウィキスピーシーズに ⇒十脚目に関する情報があります。
受精卵を水中に放出する根鰓亜目 Dendrobranchiata と、産んだ卵を腹脚に抱えて保護する抱卵亜目 Pleocyemata に大きく分けることができ、異尾下目と短尾下目は抱卵亜目の下位分類となる。
根鰓亜目(こんさいあもく) Dendrobranchiata
詳細はクルマエビ亜目を参照
クルマエビ亜目とも呼ばれる。メスは受精卵を腹脚に抱かず、そのまま水中へ放出する。卵は水中を浮遊しながら発生し、幼生期をプランクトンとして生活する。クルマエビ科の一種 Litopenaeus vannamei
クルマエビ上科 Penaeoidea
チヒロエビ科 Aristeidae
オヨギチヒロエビ科 Benthesicymidae
クルマエビ科 Panaeidae - クルマエビ、ウシエビ(ブラックタイガー)、シバエビなど
イシエビ科 Sicyoniidae
クダヒゲエビ科 Solenoceridae - ヒゲナガエビなど
サクラエビ上科 Sergestoidea
ユメエビ科 Luciferidae
サクラエビ科 Sergastidae - サクラエビ、アキアミなど
詳細はエビ亜目を参照
メスが受精卵を腹脚に抱え、孵化まで保護する。エビ亜目とも呼ばれる。根鰓亜目と同じく幼生期をプランクトンとして過ごすが、種類によっては卵の中で幼生期を過ごし孵化する。ヤドカリやカニも抱卵亜目に含まれる。
オトヒメエビ下目 Stenopodidea
ドウケツエビ科 Spongiocolidae - ドウケツエビ、サンゴヒメエビ
オトヒメエビ科 Stenopodidae - オトヒメエビなど