エチオピア
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軍事

詳細はエチオピア軍を参照

エチオピア陸軍は 1990 年代には 25 万人となっていたが、軍事費圧縮と軍隊の近代化のため削減され、現在は約 10 万人である。

エチオピア空軍は兵員約 2500 人で旧ソ連製の軍用機が中心であり、アフリカ諸国の中では充実した装備である。2002年の国防予算は総予算の中で非常に高率を占める 4億8100万米ドルで、国家予算を著しく圧迫している。

なお、エチオピア海軍はエリトリアと連邦を解消するまでは僅かながら存在していたが、連邦解消後内陸国となってしまったため廃止された。このとき、残存していた艦艇は売却されている。


経済

詳細はエチオピアの経済を参照アディス・アベバのチャーチルロード

1970年代、1980年代の飢餓以来、一時食糧自給を達成した時期を除き厳しい経済状態が続く。現在では成長率約 8%(2001年)を記録するなど好転しているが、依然として世界最貧国の一つ。主要産業である農業は機械化が進まず生産性が低い。エリトリア独立に伴い内陸国となったため、隣国ジブチのジブチ港およびジブチ鉄道を有料で利用。ソマリランドベルベラ港の利用も増えている。

主要産業:農業(コーヒー、穀類)、畜産業、アディス・アベバで若干の工業(繊維、食品加工など)

通貨ブル (birr、ビルとも)

国内総生産:64 億米ドル(一人当たり 100 米ドル、2001 年)

エチオピアの鉱業は、(5.3 トン、2003 年時点)、(1 トン)、塩(6 万 1000 トン)に限定されている。金の産出量は 1990 年時点で 0.8 トンであり、開発が急速に進んでいる。埋蔵が確認されている資源として、水銀鉱、タングステン鉱、タンタル鉱、鉄鉱石、ニオブ鉱、ニッケル鉱がある。

国土の 10.7% が農地として使われており、農業に従事する国民の割合は 30% に達する。首都アディス・アベバの年降水量は 1179.1mm であり、乾燥に弱い作物の栽培も可能である。しかしながら、農業の構造が輸出商品作物の栽培と畜産業に特化しており、アフリカで 3 番目の人口(2005 年時点でナイジェリア、エジブトに次ぐ)を支えるには主食の栽培量がまったく不足している。商品作物の輸出が最大の外貨獲得源となっている一方、輸入品のうち最大の品目は食料である。

主要穀物では、トウモロコシ(274 万トン、以下、2002 年時点の統計)の栽培がさかん。モロコシ(178 万トン)の生産量は世界シェア 10 位に達している。根菜では、ヤムイモ(31 万トン、世界シェア 8 位)が目立つ。畜産業ではウシ(3810 万頭、7 位)、ウマ(145 万頭、9 位)、ラクダ(47 万頭、9 位)。

商品作物では、コーヒー豆(26 万トン、7 位)、ゴマ(6.1 万トン、8 位)が際立つ。この 2 商品だけで、総輸出額の 50% 弱に達する。


国民

詳細はエチオピアの国民を参照ソマリ人と家畜の牛の群れ

エチオピアにはアラブ系や非アラブ系の黒人など80以上の異なった民族集団が存在する。黒人が人口の大多数を占めている。


民族

オロモ人 40%、アムハラ人 33?35%、ティグレ人 7%、ソマリ人 4% など。


言語

エチオピアの言語はアフロ・アジア語族が主である。連邦の公用語アムハラ語であり、それと別に各州は州の公用語を定めることが憲法で認められている。中等教育以上では英語が教育言語となっているが、就学率が低いため、国民の大多数には通じない。他にオロモ語、ティグリニャ語ソマリ語などがある。独自文章語としてゲエズ語も存在する。


宗教

キリスト教コプト派エチオピア正教会)が 50%、イスラム教が 30%、他に、アニミズムカトリックプロテスタントユダヤ教など。資料によっては、ムスリムの方が、エチオピア正教会の信徒よりも多いとするものもある。連邦憲法11条は、政教分離を定め、国教を禁じている。


文化

詳細はエチオピアの文化を参照

エチオピアは、グレゴリオ暦とは異なるエチオピア独自の暦を使用している。エチオピアの1月1日は、グレゴリオ暦の 9 月 11 日。下の祝祭日表の年月日はグレゴリオ暦である。またグレゴリオ暦からは約 7年遅れであるが(エチオピアの 2000 年 1 月 1 日は、グレゴリオ暦の 2007 年 9 月 11 日)、その理由はイエス・キリストの誕生年についての見解が違うためであると言われている。


食文化

主食穀物発酵させパンケーキ状に焼いたインジェラであり、代表的な料理としてはワット、クックル(エチオピア風スープ)、トゥプス(焼肉・炒め肉・干し肉)などがある。エチオピア正教の戒律によりツォムと呼ばれる断食風習があり、水曜日金曜日を断食の日とし、午前中は全ての食事を、午後は動物性タンパク質を取らない。2月?4月のツォムは2ヶ月の長期に亘り、イースターにより断食明けとなる。同様に戒律を理由として、ユダヤ教イスラーム教のように、豚肉を食べることは固く禁じられている。
エチオピアはコーヒーの原産地と言われており、コーヒーは広く常飲されている。また、複数の人でコーヒーを楽しむ「ブンナ(コーヒー)・セレモニー」という風習がある。
アルコール飲料としては、ビールワインが生産されているほか、地酒としてタッジ(蜂蜜酒)・タッラ(トウモロコシが原料のビールに似た飲料)・アラキ(蒸留酒)がある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki