都市計画は、政府・党関係の公共機関とソビエト式アパート、広い道路などが計画的に配置された完全なソ連式だが、中心部の道路は上空から見ると、差し込む太陽の光とゲルをデザインしたユニークな構成となっている。ソ連式都市計画の特徴として、いわゆる繁華街というものが存在しない構造になっているが、市場経済以降後は土地の占有権(最近は郊外にかぎり所有権も)が解禁されたこともあり、建物の1階部分を改造しての商業化が行われている。建築は、機能的なソビエト・スタイルとパステルカラーのロシア古典様式が中心だが、中ソ対立以前に建てられた現代中国様式や、ソビエト・スタイルにモンゴル独自の意匠を組み合わせた特異なデザインのものも見られる。首都建設の初期には、スターリンとの密約によってシベリアから移送された日本人強制連行者が活躍した。強制連行された日本人により建てられた多くの建築は現在でも現役で使用されている。地震がほとんどないため、工法はレンガを積んだりパネルを組み合わせたりするだけで鉄筋が入っていないケースが多い。
かつては自動車もほとんど走っておらず整然とした美しい街並みであったが、市場経済化以降は違法建築や看板の乱立、自動車の増加によってその面影はない。最近では、中華人民共和国・内蒙古自治区出身のモンゴル系中国人や朝鮮人が商店や食堂を経営するケースが多く、場所によっては漢字やハングルばかりの街並みも珍しくない(近年の運動により、英語以外の外国語看板はキリル文字表記の看板に掛け換わりつつある)。香港系のシャングリラ・ホテルの進出(当初2007年稼動開始予定)が期待されていたが、計画は頓挫してしまった。なお、ロシアや韓国、日本の企業により、新興ビジネスマン(モンゴル版オルガリヒ)や外国人、海外出稼ぎでの成功者などを対象とした高級マンション(完全警備のコンパウンド式)が建設され、不動産投資ブームが起こっている。日系では、スルガコーポレーション(本社・横浜市)が日本式マンション主体の高級コンパウンド「フォーシーズンズ・ガーデンズ」を建設中である。
郊外には地方の牧畜業崩壊で首都に流れてきた元牧民が無許可でゲルを建てスプロール化した「ゲル地区」が広がり、そこでの石炭燃焼による大気汚染や不衛生による感染症の拡大、都市景観の破壊など深刻な社会問題を引き起こしている。またストリートチルドレンの増加も大きな問題になっている。
市民の足は、社会主義時代は路線バスとトロリー(ゴムタイヤで走る特殊な路面電車)であったが、市場経済化以降はバス車内の治安悪化や渋滞の激化により、タクシーや「ミクロ」と呼ばれる9人乗りのワゴン車などが中心となっている。また、多くの世帯は自家用車を所持し、ちょっとした距離でも自動車で移動する習慣があるため、市内の渋滞はきわめて深刻である。
現在、バスに乗るのは学生と老人だけとさえ言われているが、日本政府のODAで供与されたバス99台が故障もなく路線を支えている。なお、右側通行であることや歩行者の交通マナーが悪い(飛び出し等)などから、現地交通事情に慣れていない者は運転手に運転を任せる、あるいは助手席から交通事情をよく観察、把握した上で運転を始める事を勧める。
チンギスハーン国際空港
日本からの交通手段
航空機
直行便 - 日本からは、国営のMIATモンゴル航空(MIAT:ミアット)の直行便が就航している。以前は関西国際空港のみの出発だったが、現在は成田国際空港と中部国際空港からの便も就航している。ただし、毎日の運行ではないため就航日の確認が必要。乗務員は日本語がほとんどの場合話せない。
ソウル経由 - ソウル?ウランバートル間は大韓航空ならびにMIATモンゴル航空が毎日就航している。韓国の仁川国際空港で数時間の乗り換え待ちが必要となるが、その日のうちに着ける。
北京経由 - 北京出発の時間帯によっては、北京で1泊しなければならない場合がある。
陸路
鉄道 - 北京から1泊2日の寝台列車の旅になる。学生を中心に、利用者も少なくない。
かつては電力も水道も供給が不安定で、停電や断水が頻繁に起きていたが、現在では日本のODAの成果もあり、ライフラインはかなり安定している。水道水は日本政府の支援で塩素処理が一応行われているが、慣れていない旅行者は煮沸した水道水や飲用水を買って飲むのが無難である。
社会主義政権崩壊後の経済混乱による家庭崩壊は深刻なものがあり、昼間からの酔っ払い、清掃労働、および物乞いに従事するストリートチルドレンも多い。その為、スリやひったくり、ノックアウト強盗等が年を追うごとに増えており、人込みや日没後の外出は危険とされる。
著名な出身者
朝青龍明徳(力士。史上初のモンゴル人横綱)
白鵬翔(力士。2人目のモンゴル人横綱)
安馬公平(力士)
旭鷲山昇(元力士。史上初のモンゴル人力士)
朝赤龍太郎(力士)
鶴竜力三郎(力士)
猛虎浪栄(力士)
龍皇昇(力士)
光龍忠晴(力士)
白馬毅(力士)
保志光信一(力士)
玉鷲一朗(力士)