バラ科の葉や未成熟の青い果実、核の中の種子には青酸配糖体が含まれ、未熟な種子や腸内細菌の酵素により、シアンを生成する。これが胃酸により有毒性を発揮すると、痙攣や呼吸困難、さらには麻痺状態になって死亡するといわれている。
シアンの生成は胃酸や胃の消化酵素によるものではないので、大量の種子をかみ砕いた場合を除いて誤摂取による中毒の危険は限られる。アンズの種子による重症例がある一方、幼児が青梅の果肉を囓った程度では心配ないとされる。また、梅酒の青い実や梅干しの種の中身などは、アルコールや熱により酵素が失活し、毒性は低下している。
好文木(こうぶんぼく)・春告草(はるつげぐさ)・木の花(このはな)・初名草(はつなぐさ)・ 香散見草(かざみぐさ)・風待草(かぜまちぐさ)・匂草(においぐさ)
梅を国花とする国
中華民国:1964年制定。梅(Prunus mume)の花は牡丹と並び、伝統的に中国を象徴する花である。1964年6月21日、中華民国政府は梅の花を公式に国花に定めた。その3本のおしべ(1本は長く、他の2本が短い)は三民主義を表し、5枚の花弁は五権憲法を象徴する。この決定は1929年の中華民国政府の発表を繰り返したものである。台湾では、国民党の旗である12本の光芒をもつ太陽と並んで、梅が中華民国の国の紋章として使われるようになった(中華民国・外交部による解説 ⇒中国語 ⇒英語)。
この関係で、チャイナエアライン(中華航空)の尾翼も梅を意匠としている。
梅を県花もしくは県木とする日本の都道府県
茨城県(県木)
大阪府(県花)
和歌山県(県花)
福岡県(県花)
大分県(ブンゴウメ、県花・県木)
梅をシンボルとする日本の市町村・特別区
北海道:豊浦町
青森県:岩木町・(百石町:合併により消滅)
宮城県:大河原町
秋田県:横手市・琴丘町・羽後町
山形県:最上町・真室川町
福島県:白河市・会津高田町
茨城県:水戸市・五霞町・常陸大宮市
栃木県:西方町
群馬県:安中市
埼玉県:児玉町・美里町・北川辺町・嵐山町・越生町
千葉県:成田市
東京都:大田区・府中市・国立市・青梅市
神奈川県:小田原市
山梨県:都留市
長野県:小諸市・宮田村
新潟県:糸魚川市・見附市・三川村
富山県:小矢部市(紅梅)
石川県:金沢市・小松市
静岡県:熱海市・岡部町
岐阜県:関ヶ原町・美濃市・輪之内町
三重県:御薗村
京都府:城陽市・綾部市・大江町
奈良県:天理市・王寺町
和歌山県:田辺市・みなべ町・上富田町
大阪府:東大阪市・泉南市・熊取町
兵庫県:たつの市
島根県:益田市
岡山県:佐伯町・奈義町
広島県:三原市・竹原市・坂町
山口県:防府市
徳島県:阿南市
福岡県:太宰府市・香春町
長崎県:島原市
宮崎県:新富町
鹿児島県:日置市
梅をシンボルとする日本の行政区
川崎市高津区