鳴声の1節を律、中、呂の3段に分ける。律音をタカネ、またアゲ、中音をナカネ、呂音をサゲという。3段を日月星に比して三光と称し、三つ音とも称し、その鳴声の長短、節調の完全なものが優鳥とされた。正月下旬、2月の計2回、江戸、京都、大坂の三都に持ち寄って、品評会を開き、「鶯品定めの会」と称した。会場は江戸では向島牛島の旗亭梅本と定め、期日が決定したら、数日前から牛島を中心に小梅、洲崎の各村の農家に頼んで出品する各自の鳥を預ける。当日、審査員格の飼鳥屋が梅本に集まり、家々を何回となく回って鳴声を手帳に書留め、衆議の上で決定した。第一の優鳥を順の一という位に置き、以下、東の一、西の一、三幅対の右、三幅対の中、三幅対の左、というように品位を決め、品にはいったものは大高檀紙に鳥名と位を書き、江戸鳥屋中として白木の三宝に載せ、水引を掛けた末広扇1対を添え、飼主に贈り、飼主からは身分に応じて相当の謝儀があった。その謝儀をもって品定め会の費用を弁じた。本郷の味噌屋某の飼鳥が順の一を得た時には、同時に出品した加賀の太守前田侯の飼鳥を顔色なからしめ、得意のあまり、「鴬や百万石も何のその」と一句をものしたという挿話がある。弘化年間の飼鳥屋で品定め会に立会う者は58軒と定められた。毎回そのなかの1人が催主となって肝煎役に当たった。明治維新とともにこの会は廃絶した。維新後、一時、根岸鴬春亭で、鴬鳴き合わせ会が開かれたことがある。
その糞には豊富に酵素が含まれ、顔面に塗布する事で角質層が柔らかくなって、小皺が取れたり肌のキメが細かくなる・肌のくすみが取れて色白になる事から、古くから美顔洗顔料として人気がある。「うぐいすの粉」として市販されているものがそれで、これらはウグイスそのものの粉末ではなく、ウグイスの排泄物の粉末では在るが、この酵素には脱色作用もあるため、着物の染み抜きにも利用される。
なおウグイスは大量飼育が難しく、得られる糞も少量であることから、市販の「ウグイスの糞」と称する商品は、ほとんどがソウシチョウを飼育し得られた糞を原料に使用している。
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梅にメジロ
日本では、ウグイスとメジロは混同されることがよくある。いわゆる梅にウグイスという取り合わせが花札をはじめ、よく見かけられるが、実際には梅の蜜を吸いにくるのはメジロであり、藪の中で虫を食べるウグイスはそのような姿で見かけられることはまずない。「ウグイス色」というとメジロの体色のような鮮やかな色を連想する人も多いが、JIS慣用色名に定められているウグイス色は茶と黒のまざったような緑色をしている。この色を鶯茶(うぐいすちゃ)ともいう。実際のウグイスの体色は茶褐色であり、JISのウグイス色は、ウグイスの羽を忠実に取材した色である。メジロ#ウグイスとの混同も参照。
鶯色はこのような色である。#918D40
鶯茶はこのような色である。#6D5826
なお、ここにあげた色の見本は JIS で規定したマンセル値に基づく近似色であり、RGB 値は一例にすぎない。
「鶯」の漢字がさす鳥は日本と中国で異なる。日本では、本記事のウグイスのことをさす。古来中国の漢詩等ではコウライウグイスのことをさす。両者とも美声を愛でられる鳥だが、声も外見も非常に異なり分類的な類縁はない。
なお、現在の中国ではウグイス科は ⇒zh:鶯科でありウグイスを「日本樹鶯」と表記する。またコウライウグイス科は ⇒zh:黄?科でありコウライウグイスは「黄?」または「黄鳥」と表記する。
春鳥(ハルドリ)、春告鳥(ハルツゲドリ)、花見鳥(ハナミドリ)、歌詠鳥(ウタヨミドリ)、経読鳥(キョウヨミドリ)、匂鳥(ニオイドリ)、人来鳥(ヒトクドリ)、百千鳥(モモチドリ) など。
ウグイスを「自治体の鳥」とする日本の地方公共団体
平成の大合併で誕生した新しい自治体の多くが市区の鳥に採用している。また茨城県は県内自治体の約三分の一が採用している。以下は一部。
北海道地方
北海道歌志内市
東北地方
青森県平川市
宮城県白石市
福島県白河市
関東地方
群馬県高崎市、富岡市
茨城県牛久市、神栖市、水海道市、坂東市、常陸大宮市、ひたちなか市
埼玉県飯能市
千葉県市川市、市原市、匝瑳市
東京都大田区、青梅市
中部地方
山梨県、山梨県山梨市
静岡県裾野市、浜松市、藤枝市
岐阜県本巣市
石川県珠洲市、福井県大野市
近畿地方
三重県熊野市、名張市
滋賀県湖南市
京都府福知山市
奈良県奈良市
兵庫県宝塚市
中国・四国地方
岡山県新見市
愛媛県西予市
九州地方