北朝鮮のウォン(朝鮮民主主義人民共和国中央銀行発行)は朝鮮人民のみの流通に限定されており外国人が使用できないが、1997年から羅先に限って1ドル=2.16ウォン(のちに200ウォン程度まで下げている)の固定相場を設定してこれが唯一の公式な両替として認められている。ただし実際には闇両替取引も存在し、その相場は物価などから推定された、公式相場をはるかに下回る、最近の経済難の深刻化が反映された相場で行われている。
いずれにしても、同じく「ウォン」と称する韓国の通貨とは、まったく違うレートである。さらに北朝鮮では、ウォンの下にチョン(銭; 韓:?)という補助単位が存在し、1ウォン = 100チョンとなっているが、近年の急激なインフレで、チョンは実質機能していないとされる。
また、1997年以降の羅先を除けば、北朝鮮のウォンはあくまで現地人のみが使用する通貨であり、北朝鮮を訪れた外国人に関しては、かつては兌換ウォン(外貨兌換券。朝鮮貿易銀行発行。通称パックントン)が発行されていたが、2002年7月に外国人との取引は外貨を北朝鮮内で直接流通させる方法に切り替えられ、外国人の使用する兌換ウォンは廃止された。現在、北朝鮮内で流通される外貨は、公式にはユーロであるが、各地の市場では人民元、米ドル、日本円も流通しているのが実情である。
(額面・表のデザイン・発行年の順)
1ウォン(花を持つ乙女(洪英姫)・1992年発行)
5ウォン(学生と地球儀・1992年発行)
10ウォン(工作員と「千里馬」像・1992年発行)
50ウォン(人民と「主体思想」塔・1992年発行)
100ウォン(金日成・1992年発行)
200ウォン(オオヤマレンゲ・2005年発行)
500ウォン(錦繍山記念宮殿・1998年発行)
1,000ウォン(金日成・2002年発行)
5,000ウォン(金日成・2002年発行)
流通硬貨
1チョン
5チョン
10チョン
50チョン
1ウォン
10ウォン
50ウォン
100ウォン
関連項目
為替
為替レート
現行通貨の一覧
カテゴリ: 通貨 | 韓国の経済 | 朝鮮民主主義人民共和国の経済
更新日時:2008年9月30日(火)03:25
取得日時:2008/10/06 14:20