イリジウム
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概要

白金族元素の一つ。貴金属レアメタル(希少金属)として扱われている(地殻中の存在率は0.001ppm)。銀白色の金属(遷移金属)で、比重は22.61、融点は2454℃(異なる実験値あり)、沸点は4500℃以上、王水に不溶。常温、常圧で安定な結晶構造は、面心立方構造 (FCC)。比重は、全元素の中で一番重い(オスミウムが一番重いという資料もある)。アルカリに不溶で、常温では王水にも溶けない(粉末にすればわずかに溶ける)。フッ素塩素と高温で反応する。展性、延性に乏しく、このため加工も難しい。+1, 0, +2, +3, +4, +6価の原子価を取り得る。


用途

白金とイリジウムの合金は硬度が高く、キログラム原器メートル原器の材料として使われている。

耐熱性に優れていることから工業用のるつぼや自動車の点火プラグの電極、耐酸性・耐摩耗性に優れていることから高級万年筆のペン先の材料として用いられている。携帯電話の内部にも使われている。

イリジウム192は非破壊検査に使われている。


歴史

1804年オスミウムと共にテナント(S.Tennant)が発見。

イリジウムという名は、その化合物が、虹の様に様々な色調を示す事から、ギリシャ神話の虹の女神イリスにちなんで名付けられた。


主な生産地

南アフリカ共和国

(地球外の隕石)


地層に含まれるイリジウム

恐竜絶滅に関する議論で、白亜紀第三紀の境界の地層中に大量のイリジウムを含んだ層がある。イリジウムは、地表では非常に少ない金属であるため、これは隕石または地殻の深部由来のものと判断され、そのことから隕石の衝突を示す証拠であると言及されることが多い。


関連項目

ツングースカ大爆発

K-T境界


1元素周期表18
1H21314151617He
2LiBeBCNOFNe
3NaMg3456789101112AlSiPSClAr
4KCaScTiVCrMnFeCoNiCuZnGaGeAsSeBrKr
5RbSrYZrNbMoTcRuRhPdAgCdInSnSbTeIXe
6CsBa*HfTaWReOsIrPtAuHgTlPbBiPoAtRn


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen