イラン
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気候

イランは各地の性格にしたがって複数の気候を持つ。イラン北端部(カスピ海沿岸平野)では気温は0度前後まで下がるが、年間を通じて湿潤な気候であり、夏にも29度を上回ることは稀である。年間降水量は同平野東部で680mm、西部で1700mm以上となる。イラン西部の高地、たとえばザーグロス山脈内の盆地では、冬には一日の平均気温が氷点下まで冷え込み、豪雪の厳しい季節となる。イラン東部の中央盆地は乾燥しており、年間降水量は200mmを越えない。砂漠が広がり、夏の平均気温は38度を上回る。ペルシア湾、オマーン海沿岸のイラン南部では、冬は穏やかで、夏には温度・湿度ともに非常に高くなる。年間降水量は135mmから355mmの間を変動する。


地方行政区分

詳細はイランの地方行政区画イランの州を参照。

イランは30の州(オスターン)からなっている。


テヘラン

ゴム

マルキャズィー

ガズヴィーン

ギーラーン

アルダビール

ザンジャーン

東アーザルバーイジャーン

西アーザルバーイジャーン

コルデスターン

ハマダーン

ケルマーンシャー

イーラーム

ロレスターン

フーゼスターン

チャハール=マハール・バフティヤーリー

コフギールーイェ・ブーイェル=アフマド

ブーシェフル

ファールス

ホルモズガーン

スィースターン・バルーチェスターン

ケルマーン

ヤズド

エスファハーン

セムナーン

マーザンダラーン

ゴレスターン

北ホラーサーン

ラザヴィー・ホラーサーン

南ホラーサーン


主要都市

イランの人口上位8都市は以下の通り(都市圏の人口ではない)。

テヘラン: 7,160,094人(2006年)

マシュハド: 2,837,734人(2006年)

エスファハーン: 1,573,378人(2006年)

タブリーズ: 1,460,961人(2006年)

シーラーズ: 1,279,140人(2006年)

その他の都市についてはイランの都市の一覧を参照。


経済

詳細はイランの経済を参照。

イランの経済は中央統制の国有石油公社や国有大企業と、農村部の農業および小規模な商業、ヴェンチャーによるサーヴィス業などの私有企業からなる混合経済である。政府は以前から引き続いて市場化改革を行い、石油に依存するイラン経済の多角化を図っており、収益を自動車産業、航空宇宙産業、家電製造業、石油化学工業、核技術など他の部門に振り分け投資している。チャーバハール自由貿易地域、キーシュ島自由貿易地域の設定などを通して投資環境の整備に努め、数億ドル単位での外国からの投資を呼び込むことを目指している。現代イランの中産階級の層は厚く堅実で経済は成長を続けているが、一方で高インフレ、高失業率が問題である。インフレ率は2007年度の平均で18.4%、2008年4月(イラン暦)には24.2%にまで達している。

財政赤字は慢性的問題で、これは食品、ガソリンなどを中心とする年総計約72億5000万ドルにものぼる莫大な政府補助金が原因の一つとなっている。テヘラン・エラーヒーイェ地区。アルボルズの山々を背景に近代的高層建築がそびえ立つ。

イランはOPEC第2位の石油生産国で、確認されている世界石油埋蔵量の10%を占める。また天然ガス埋蔵量でもロシアに続き世界第2位である。1996年の非常に堅調な原油価格は、イランの財政赤字を補完し、債務元利未払金の償還に充てられた。

農業については国家投資、生産自由化による活発化が目指され、外国に対する売り込み、マーケティングなどで輸出市場を開発し、全般的に改善された。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki