アルフレッド・イズルハ
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バーナード・ワイズマン

バーナード・ワイズマン (Bernard Wiseman) (声:辻谷耕史[8]) 全話に登場(1話はビジュアルのみ)。

ジオン公国軍突撃機動軍伍長、特殊部隊サイクロプス隊の隊員。愛称はバーニィ。年齢は19歳。

出身はサイド3。9月の高校卒業とともに召集令状によって徴兵された。入営したバーニィは資質を認められ、MSパイロットの養成を行う航空学校のモビルスーツ科に航空学生として入学。切迫する戦時下のため養成期間はひどく短く、訓練部隊での錬成を終えた彼はグラナダ基地を拠点とする突撃機動軍第七師団隷下のMS部隊に配属される(フィルムコミックより)。

初戦でサイド6リボーコロニーに潜入したが、彼の搭乗するモビルスーツMS-06FZ ザク改は被弾しコロニー内の森林公園内へ墜落してしまう。この時にザクを追いかけてきた現地の小学生アルと知り合い、彼のカメラに収められていた映像ディスクと自分のジオン階級章を交換することで偶然得た情報から、ニュータイプ専用の新型ガンダムであるガンダムNT-1がサイド6に搬入された事実がジオン軍上層部の知るところとなる。

その後、ガンダムNT-1奪取の任務(ルビコン計画)を帯びたサイクロプス隊に、戦死したアンディの補充要員として編入され、隊長のシュタイナー以下、ミーシャガルシアらと共に作戦に従事する。彼に与えられた任務は情報収集とは言いながら、その実は隊にまとわりつく少年アルの監視(お守り)であった。彼が未熟な新兵とも知らずパイロットへの憧れに目を輝かせるアルに対し、つい見栄を張って「あと1機でエース」と嘘を吐いてしまう[9]。その後、アルの自宅付近で監視任務に就いていた際に隣人の女性クリスに泥棒と間違えられバットで殴り倒されるが、それをきっかけに彼女とも知り合いになり、互いに好意を抱くようになる。

アルと共に不審な民間の工場へ潜入捜査した結果、遂にガンダムNT-1の在処が発見される。サイクロプス隊は変装して基地に潜入し奪取(破壊)工作を行なうが、彼の不用意な一言から正体が露見し、隊は彼一人を残して全滅する。ルビコン作戦の失敗を知ったジオン軍上層部は、クリスマスにサイド6への核攻撃を企図する。チャーリーの勧告を聞き、自分一人でコロニーからの脱出を考える。アルは必死に引き止めるがバーニィの決意は固く、半ば喧嘩別れのようなかたちで港へと向かった。機の到着までバーで待っていたところ、電話で話す女性の話し声が耳に入る。会話から推測するに、女性は浮気をされた男と話しているらしく、バーニィは自分とアルの関係に重ねる。彼女の言った「嘘を押し通す根性もないくせに」という言葉に強く胸を打たれ、死んでいったサイクロプス隊の面々への思い、「このコロニーが好きだから」とリボーコロニーに残ることを決めたチャーリー、アルやクリスを守りたい想いが彼の心に湧き上がり、出航寸前で思いとどまる。「ガンダムと戦ってみたくなった」と話し、撃墜され放置されていた自分の機体(ザク改)をアルと協力し修理、友軍の核攻撃を中止させるため、タイムリミット内でのガンダムNT-1破壊に単身挑む決意をする。

結局、核攻撃を企図したジオン艦隊は途上で地球連邦軍に遭遇、交戦後に投降したため、サイド6への核攻撃は回避される。しかし彼はそれを知らないままガンダムNT-1をコロニー内の森に誘い出してゲリラ戦に持ち込み、破壊には成功できなかったが、ヒートホークでガンダムの頭部を切断して中破・戦闘不能に陥らせた[10]。しかし、同時に自身はNT-1のビームサーベルで機関部を直撃される。「もう戦わなくてもいい」と駆け寄るアルの眼前でザク改は大爆発を起こし、彼は壮烈な戦死を遂げる。任務の目標であったガンダムNT-1を操縦していたパイロットは、実は互いに惹かれ合ったクリスだったのだが、この事実を彼は最後まで知らないままであった。

彼が死を予感しつつアルに残した最後のビデオレター及びラストのアルの慟哭は、遂に彼の戦死という悲劇に終わったからこそ見る者の胸に一層の感慨をもって迫る。

OVAでは悲劇的な戦死をしてしまう彼だが、小説版ではアルの父親が新聞を見ながら「あのパイロットは奇跡的に一命を取り留めたようだよ」と語る場面がありバーニィ生存の可能性を匂わせている[11]。しかし、小説はそこで終了しておりそれが後にどのように影響を与えたのかは不明である。



補足事項

2008年現在の設定では一年戦争時においてガンダムタイプのモビルスーツ(量産機である陸戦型ガンダムを除く)を、「量産型」モビルスーツで撃破または戦闘不能にさせた3番目[12]の、映像作品では唯一の人物である。

一応正規の養成がされた最後期のパイロットであったため特務隊の任務も最低限こなす事ができた。整備兵としての素質もあり、リボーコロニー内で小破稼動不能となったザク改を同コロニー内で破損・投棄されたジム・コマンド等から部品を調達し、完調状態に修復し自ら計画した作戦を決行した技量も彼が非凡な才能を発揮していたことが伺える[13]ゲリラ戦を仕掛け、ガンダムの行動を封じ込めた戦術も顕著とも言える。たとえ訓練を受けたとはいえ、実際の戦場(正確には敵地とさえいってもよい)において行動したことから、単なる新兵としてサイクロプス隊に配属されただけではない可能性もある。

学徒兵とされる場合もあるが、それはゲーム等での設定や、ゲルググ量産型のパイロットの多くが学徒兵であったとする設定との混合であり、実際は短期間ながらも正規の訓練を受け軍に入っている。

機動戦士ガンダム ギレンの野望シリーズ』では、初めはエースがひしめくジオン軍では非常に頼りない能力値であるが、しかし連邦・ジオン両軍の中でもトップクラスの成長値を持っており、エースとしての素質を秘めているという設定になっている。

スーパーロボット大戦シリーズ』では無類のザクマニアとして知られるが、OVAにおける本来の彼は単にザクしか搭乗できる機体が無かっただけであり、むしろザクをさほど好んでいないようでもある。にもかかわらず、ゲーム内であまりにもザクマニアとして強調し過ぎた[14]ため、バーニィの性格を誤解してしまったプレイヤーも多い。その反省か、近年の作品ではザク好きという設定はほとんど登場していない。そもそも、ザクマニアである事を強調したのは実は『スーパーロボット大戦F』『F完結編』くらいで、それ以前の作品ではザクに愛着がある程度[15]であったりする。それだけこの作品の印象が強かったとも言える。なお、『第4次スーパーロボット大戦』ではエピローグでクリスと結婚、私立探偵になったとされている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki