ディック・ルムンバ (Dick Lumnba) (声:増岡弘) 第4話?6話に登場
地球連邦軍G-4部隊に所属する初老の黒人男性。ガンダムNT-1の開発責任者である。足が不自由なため車椅子を使用している。本来の研究対象はメカニカルアームの平和利用。取材に来たマスコミを煙に巻く一方、訪れたアルに対してモビルスーツは必要悪とも言うべきものであり、所詮は人を幸せにすることなど出来ないと言い切った。それだけに、内心ではNT-1の開発に携わっていることへのジレンマを抱える。
キリング (Killing) (声:戸谷公次、PS2ゲーム『SDガンダム GGENERATION SPIRITS』では山崎たくみが担当) 第2話・5話に登場
サイクロプス隊直属の上官で階級は中佐。ルビコン計画の指揮官である。
サイクロプス隊をガンダムNT-1の存在を確認するためだけの捨て駒として扱い、ルビコン作戦の失敗後にはリボーコロニーごと核攻撃で新型ガンダムを破壊しようと画策した。そのために邪魔なグラナダ司令のルーゲンスを射殺し、核弾頭を奪取するなど、思想・人格面にかなり問題のある人物である。
ジオン軍ではグラナダ司令のキシリア・ザビの配属下にあったが、総帥のギレン・ザビを強烈に崇拝していた。敗戦時に総帥ギレン・ザビ戦死の報告を聞いた彼はピストルで自決したと言われている。しかし、その死は何者かによる殺害とも言われており、真相は闇に葬られている。
フォン・ヘルシング (Von Helsing) (声:平野正人) 第5話に登場
ジオン公国軍チベ級ティベ型重巡洋艦グラーフ・ツェッペリンの艦長。階級は大佐。
キリングの「ガンダムNT-1を核兵器でサイド6もろとも破壊せよ」という命令を不服とするも(キリングが南極条約を無視する態度をとったのに対し、ヘルシングは条約を頑なに遵守するという態度を取ったため)、やむなく従う。サイド6攻撃に向かう途中、偶然にも連邦軍に発見されるが、これを命令無視できるチャンスと睨んだヘルシングは、交戦後まもなく連邦軍に降伏する。これによりサイド6への核攻撃は回避された。
ルーゲンス (Lugenth) (声:古田信幸) 第5話に登場
ジオン公国軍月面グラナダ基地司令、階級は不明。許可無く核弾頭を持ち出そうとするキリングを制止しようとしてキリングから射殺されてしまう。なお、「ルーゲンス」という名は後で付けられた設定で、OVA制作当時の名は単に司令官である。
本項では、サイクロプス隊に所属した人物を挙げる。
アンディ・ストロース (Andy Strauss) (声:星野充昭) 第1話に登場
階級は少尉。愛称はアンディ。
出撃前にはオリジナルのテーマ曲を鼻唄で口ずさむ癖がある。北極の連邦軍基地を襲撃した際、ガンダムNT-1を搭載したシャトルを発見。シュタイナー隊長の援護を待っては取り逃がすと判断しハイゴッグで突撃するが、ジム寒冷地仕様のマシンガンを受け戦死する。彼の後釜として新兵のバーニィが補充されてくることになる。
ガブリエル・ラミレス・ガルシア (Gabriel Lamilace Garcia) (声:島田敏) 第1話?4話に登場
階級は軍曹。愛称はガルシア。
バンダナを愛用しており、コックピットにヌードグラビアを貼り付ける趣味がある。銃器やナイフ、爆弾の扱いにも長けており、工作活動向きの人物と思われる。言葉遣いは荒く、顔を知られたアルの殺害を主張したり、スタンドプレーに走った新兵のバーニィを容赦なく殴るなど粗暴ではあるものの、最後のミッション直前にはバーニィへ「死ぬんじゃねえぞ」と声をかける仲間思いな一面も見せる[5]。 シュタイナー、バーニィと共に変装して連邦基地に潜入するも、バーニィの何気ない一言から素性が露見。激しい銃撃戦を繰り広げながら所持していた爆弾で標的のガンダムNT-1アレックスを道連れに自爆したが、火力不足で破壊は失敗に終わる。
ハーディ・シュタイナー (Hardie Steiner) (声:秋元羊介) 第1話?5話に登場
サイクロプス隊隊長、階級は大尉。年齢は44歳。
どっしりとした落ち着いた性格で、大物感すら漂わせる。隊長だけあって隊の中では一番大人である。任務の為に無害な一般人を装うなど、話術にも長けていてジオン国民というプライドよりも任務を優先出来るプロフェッショナルぶりが光る。煙草を嗜んでおりいささかチェーンスモーカー気味だったが、ゲン担ぎからか作戦中はくわえるだけで火をつけていない。次々と困難な任務を課せられる中で、ルビコン作戦自体が囮であることにも気付いており、ジオンの敗戦をも鋭く予見していた。
少年アルに正体を知られた際にガルシアは即座に殺害を主張したが、そこから足がつくのを嫌った彼はむしろ民間人のアルを上手く利用すべく盗聴器を仕込んだ階級章を贈り、バーニィに監視を命じた。無益な殺生は好まないが、任務遂行のためには子供ですら利用する冷徹さも持ち合わせている。
情報収集の結果、遂に新型ガンダムの所在が明らかになり、バーニィ、ガルシアと共に変装して連邦基地に潜入するが、些細なことから呆気なく素性がばれてしまう。やむなく応戦するため銃をバーニィへ渡すところを撃たれ瀕死の重傷を負う。ガルシアが自爆して引き付ける間にバーニィに運ばれて何とか基地を脱出したが、間もなく息を引き取る。
OVAではシュタイナーとクレジットされていたが、製作中に出渕裕によってハーディ・シュタイナー (Hardie Steiner) [6]と名付けられた。しかし、公式設定では姓と名が逆の「シュタイナー・ハーディ」とされてしまい、ドイツ系の名前としては不自然になっていた。最近では「ハーディ・シュタイナー」と設定が改められている。
なお、山口宏著の書籍『機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑 一年戦争全記録』ではクルト・シュタイナー (Curt Steiner) [7]と名付けられており、ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』(セガサターン版)でもこちらの名で登場している。