ガブリエル・ラミレス・ガルシア (Gabriel Lamilace Garcia) (声:島田敏) 第1話?4話に登場
階級は軍曹。愛称はガルシア。
バンダナを愛用しており、コックピットにヌードグラビアを貼り付ける趣味がある。銃器やナイフ、爆弾の扱いにも長けており、工作活動向きの人物と思われる。言葉遣いは荒く、顔を知られたアルの殺害を主張したり、スタンドプレーに走った新兵のバーニィを容赦なく殴るなど粗暴ではあるものの、最後のミッション直前にはバーニィへ「死ぬんじゃねえぞ」と声をかける仲間思いな一面も見せる[5]。 シュタイナー、バーニィと共に変装して連邦基地に潜入するも、バーニィの何気ない一言から素性が露見。激しい銃撃戦を繰り広げながら所持していた爆弾で標的のガンダムNT-1アレックスを道連れに自爆したが、火力不足で破壊は失敗に終わる。
ハーディ・シュタイナー (Hardie Steiner) (声:秋元羊介) 第1話?5話に登場
サイクロプス隊隊長、階級は大尉。年齢は44歳。
どっしりとした落ち着いた性格で、大物感すら漂わせる。隊長だけあって隊の中では一番大人である。任務の為に無害な一般人を装うなど、話術にも長けていてジオン国民というプライドよりも任務を優先出来るプロフェッショナルぶりが光る。煙草を嗜んでおりいささかチェーンスモーカー気味だったが、ゲン担ぎからか作戦中はくわえるだけで火をつけていない。次々と困難な任務を課せられる中で、ルビコン作戦自体が囮であることにも気付いており、ジオンの敗戦をも鋭く予見していた。
少年アルに正体を知られた際にガルシアは即座に殺害を主張したが、そこから足がつくのを嫌った彼はむしろ民間人のアルを上手く利用すべく盗聴器を仕込んだ階級章を贈り、バーニィに監視を命じた。無益な殺生は好まないが、任務遂行のためには子供ですら利用する冷徹さも持ち合わせている。
情報収集の結果、遂に新型ガンダムの所在が明らかになり、バーニィ、ガルシアと共に変装して連邦基地に潜入するが、些細なことから呆気なく素性がばれてしまう。やむなく応戦するため銃をバーニィへ渡すところを撃たれ瀕死の重傷を負う。ガルシアが自爆して引き付ける間にバーニィに運ばれて何とか基地を脱出したが、間もなく息を引き取る。
OVAではシュタイナーとクレジットされていたが、製作中に出渕裕によってハーディ・シュタイナー (Hardie Steiner) [6]と名付けられた。しかし、公式設定では姓と名が逆の「シュタイナー・ハーディ」とされてしまい、ドイツ系の名前としては不自然になっていた。最近では「ハーディ・シュタイナー」と設定が改められている。
なお、山口宏著の書籍『機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑 一年戦争全記録』ではクルト・シュタイナー (Curt Steiner) [7]と名付けられており、ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』(セガサターン版)でもこちらの名で登場している。そのため、彼の本名はハーディ・クルト・シュタイナーあるいはクルト・ハーディ・シュタイナーなのではないかとする説や、「クルト・シュタイナー」は彼の偽名なのではないかとする説がある。 ⇒en:Steiner Hardie
バーナード・ワイズマン (Bernard Wiseman) (声:辻谷耕史[8]) 全話に登場(1話はビジュアルのみ)。
ジオン公国軍突撃機動軍伍長、特殊部隊サイクロプス隊の隊員。愛称はバーニィ。年齢は19歳。
出身はサイド3。9月の高校卒業とともに召集令状によって徴兵された。入営したバーニィは資質を認められ、MSパイロットの養成を行う航空学校のモビルスーツ科に航空学生として入学。切迫する戦時下のため養成期間はひどく短く、訓練部隊での錬成を終えた彼はグラナダ基地を拠点とする突撃機動軍第七師団隷下のMS部隊に配属される(フィルムコミックより)。
初戦でサイド6リボーコロニーに潜入したが、彼の搭乗するモビルスーツMS-06FZ ザク改は被弾しコロニー内の森林公園内へ墜落してしまう。この時にザクを追いかけてきた現地の小学生アルと知り合い、彼のカメラに収められていた映像ディスクと自分のジオン階級章を交換することで偶然得た情報から、ニュータイプ専用の新型ガンダムであるガンダムNT-1がサイド6に搬入された事実がジオン軍上層部の知るところとなる。
その後、ガンダムNT-1奪取の任務(ルビコン計画)を帯びたサイクロプス隊に、戦死したアンディの補充要員として編入され、隊長のシュタイナー以下、ミーシャ、ガルシアらと共に作戦に従事する。彼に与えられた任務は情報収集とは言いながら、その実は隊にまとわりつく少年アルの監視(お守り)であった。彼が未熟な新兵とも知らずパイロットへの憧れに目を輝かせるアルに対し、つい見栄を張って「あと1機でエース」と嘘を吐いてしまう[9]。その後、アルの自宅付近で監視任務に就いていた際に隣人の女性クリスに泥棒と間違えられバットで殴り倒されるが、それをきっかけに彼女とも知り合いになり、互いに好意を抱くようになる。
アルと共に不審な民間の工場へ潜入捜査した結果、遂にガンダムNT-1の在処が発見される。サイクロプス隊は変装して基地に潜入し奪取(破壊)工作を行なうが、彼の不用意な一言から正体が露見し、隊は彼一人を残して全滅する。ルビコン作戦の失敗を知ったジオン軍上層部は、クリスマスにサイド6への核攻撃を企図する。チャーリーの勧告を聞き、自分一人でコロニーからの脱出を考える。アルは必死に引き止めるがバーニィの決意は固く、半ば喧嘩別れのようなかたちで港へと向かった。機の到着までバーで待っていたところ、電話で話す女性の話し声が耳に入る。会話から推測するに、女性は浮気をされた男と話しているらしく、バーニィは自分とアルの関係に重ねる。彼女の言った「嘘を押し通す根性もないくせに」という言葉に強く胸を打たれ、死んでいったサイクロプス隊の面々への思い、「このコロニーが好きだから」とリボーコロニーに残ることを決めたチャーリー、アルやクリスを守りたい想いが彼の心に湧き上がり、出航寸前で思いとどまる。「ガンダムと戦ってみたくなった」と話し、撃墜され放置されていた自分の機体(ザク改)をアルと協力し修理、友軍の核攻撃を中止させるため、タイムリミット内でのガンダムNT-1破壊に単身挑む決意をする。
結局、核攻撃を企図したジオン艦隊は途上で地球連邦軍に遭遇、交戦後に投降したため、サイド6への核攻撃は回避される。しかし彼はそれを知らないままガンダムNT-1をコロニー内の森に誘い出してゲリラ戦に持ち込み、破壊には成功できなかったが、ヒートホークでガンダムの頭部を切断して中破・戦闘不能に陥らせた[10]。