アルフレッド・イズルハ (Alfred Izuruha) (声:浪川大輔、PS2ゲーム『機動戦士ガンダム クライマックスU.C.』『SDガンダム GGENERATION SPIRITS』では比嘉久美子が担当) 全話に登場
本作の主人公で、愛称はアル (Al) 。
一年戦争末期、中立コロニー群サイド6のコロニー「リボー」に生まれ育ったアルは、両親が別居しているため、父と離れ躾に厳しい母親と二人暮らしをしているという複雑な家庭環境で暮らしていた。彼は兄が戦死した一方で、戦争を実感として捉えることができない状況下にいるためにジオン軍のモビルスーツや勇壮な闘いに対して幼い憧れを抱いているミリタリーおたく気味の子供であった。ある日、アルはリボーコロニーへ侵入したザク改が被弾してコロニー内の森へ墜落したのを目撃、森の中でジオン兵のバーナード・ワイズマンと出会う。その後、偶然バーニィを見かけて追いかけたことからジオンの潜入工作部隊「サイクロプス隊」と出会い、ジオンへの憧れを利用される形で彼らの活動に参画することになる。工作活動に随伴する中、アルは彼のお守り役にされたバーニィと親交を深め、兄弟のような間柄になっていく。しかし、サイクロプス隊のNT1テスト基地への潜入作戦は失敗、バーニィ一人を残し隊は壊滅してしまう。バーニィは、密かに心を寄せるクリスがガンダムNT-1の搭乗員と知らぬまま、隊の生き残りとして果敢だが無謀な闘いを挑み、悲劇的最期を遂げる。その経緯を全て見たアルは、戦争の残酷さを身を以て知り、一人の人間として大きく成長することとなるのだった。
物語は、終戦を告げる校長の訓辞を聴きながら涙を流すアルに友人達が「いずれまた大きな戦争が起きるから」と「慰め」の言葉をかけるシーンで終わる。一連の会話はアルの成長を印象づけると共に、一年戦争以後の大規模な戦火を予感させるものであり、終戦がつかの間の平和であることを暗示している。
年齢は11歳で、ガンダムシリーズの主人公としては最年少[1]であり、ザク改のコクピットに入り込みはしたが作中一度もモビルスーツを操縦することがない点でも異色である。また、ジオン贔屓であり、ガンダムを単なる攻撃対象としてひたすら敵視する辺りも他に類を見ない。ゲーム作品では戦闘要員でないためか、主人公であるにも関わらず登場しない場合が多い。『スーパーロボット大戦シリーズ』では『第3次スーパーロボット大戦』のゲームオーバーシーン(登場人物の中からランダムで一人が現れ一言喋る)での登場に過ぎなかったが、『スーパーロボット大戦GC』でようやく本編に初登場した。『SDガンダム GGENERATION』シリーズでも、これまで存在すら無くプロフィールモードでも「現地の少年」としか言及されていなかったが、『GGENERATION SPIRITS』で登場を果たし、パイロットとしても使用が可能となった。1999年に本作がDVDとして再発売された際のCMのナレーションは、「成長したアルが当時を振り返る」という設定で行われ、ナレーターもアルを演じた浪川大輔が担当した。また、『クライマックスU.C.』『GGENERATION SPIRITS』ではアルの声が比嘉久美子に変更されたものの、浪川が『機動戦士ガンダム0080』のエピソードでナレーションを再び担当しており、どちらとも多くのファンに感動を与えた。
イームズ・イズルハ (Ems Izuruha) (声:筈見純) 第1話・6話に登場
アルの父。なお、イームズ・イズルハという名は後付け設定で、OVA制作当時の名は単にアルの父である。別居状態だったが最終話で和解し、親子3人で暮らすようになった。リボーコロニーへ帰る途上で核武装のジオン艦隊が連邦軍に投降する光景を目撃していた。
クリスの父 (声:村松康雄) 第3話に登場
アルの隣人マッケンジー家の家長。眼鏡をかけ恰幅のいい男性。彼自身は民間人ながら、適齢期の娘クリスチーナが連邦軍に入隊したため気にかけている。娘が泥棒と間違えてバットで殴り倒した若者バーニィをジオン軍特殊部隊の一員とも知らず気に入る。
チェイ (Chay) (声:丸尾知子) 全話に登場
アルのクラスメイトの一人。そばかす面でやせた方の男の子。兄が連邦軍のMSのパイロット。多分にミリタリーおたく気味であり、アルたちに軍の階級章を見せびらかしていた。サイクロプス隊との接触ですっかりジオン贔屓となったアルをテルコットと共にからかい、アルを庇うドロシーに「お前らデキてたのか」と冷やかしたりもしていた。が、最終回では泣き止まぬアルを励ますつもりで「戦争はまたすぐ始まる[2]」と多少不謹慎な発言をしている。
チャーリー (Chaelie) (声:稲葉実) 第4話・5話に登場
サイド6・リボーコロニーにて酒場「ピンクエレファント」を経営しているが、実はジオン公国軍のスパイである。シュタイナーとは古い付き合いらしい。ガルシアは「気の抜けたビール」を符牒にして情報入手を依頼していた。シュタイナーとコスチュームの受け渡しをした際に二人でジオンの敗北を鋭く予見していた。ルビコン作戦の失敗後、友軍によるサイド6への核攻撃が来るとバーニィに教え、すぐに脱出するよう促すが、自身は愛着のあるリボーコロニーと運命を共にする覚悟だった。
テルコット (Telcott) (声:鈴木健、PS2ゲーム『SDガンダム GGENERATION SPIRITS』では一龍斎貞友が担当) 全話に登場
アルのクラスメイトの一人。アルのミリタリーおたく仲間で太った方の男の子。マザコン気味の大食漢で「ママが言ってた」が口癖。サイクロプス隊との接触ですっかりジオン贔屓になっていたアルをチェイと一緒になってからかったりもしたが、最終回では泣き止まぬアルをなぐさめている。