アラビア半島の南東部にあり、アラビア湾とオマーン湾に面している。国土の大部分は、平坦な砂漠地帯であり、一部に砂丘も見られる。東部に僅かに山岳地帯がある。ホルムズ海峡(海峡自体はオマーン国内だが)の近くの海岸沿いということで、地政学上、原油輸送の戦略的立地にある。 国民のほとんどは沿海地方に住む。また七首長国のうち、フジャイラを除く六国は西海岸(アラビア湾岸)に、フジャイラは東海岸(オマーン湾側)に位置する。 砂漠気候(BW)のため、年間通じて雨はほとんど降らないが、冬季に時折雷を伴って激しく降る事がある。アラビア湾に面し海岸線が長いことから気温の日較差は小さい。11〜3月は冬季で、平均気温も20度前後と大変過ごしやすく、観光シーズンとなっている。6〜9月の夏季には気温が50度近くまで上昇し、また雨が降らないにもかかわらず、海岸地方では湿度が80%前後と非常に高くなる。[1]
経済ドバイのリゾート施設ブルジュ・アル・アラブ
GDPの約40%が石油[2]と天然ガス[3]で占められ、日本がその最大の輸出先である。一人当たりの国民所得は世界のトップクラス。アルミや繊維の輸出も好調。なお近年は、産業の多角化を進め、石油などの天然資源の掘削に対する経済依存度を低め、東南アジアにおける香港やシンガポールのような中東における金融と流通、観光の一大拠点となることを目標にしている。 1981年にドバイに設立されたジュベル・アリ・フリーゾーンには、外国企業への優遇制度があり、近年、進出が急増して、物流拠点となっている。
また、近年は観光客を呼び寄せるためのリゾート施設の開発に力を入れており、世界一高いホテルであるブルジュ・アル・アラブの建設や、「パーム・アイランド」と呼ばれる人工島群など、近年急速に開発が進んでおり、中東からだけでなく世界中から観光客を引き寄せることに成功している。
アラブ首長国連邦の企業
エミレーツ航空
ジュメイラ・インターナショナル
ドバイの摩天楼
ドバイのローズタワー
交通ドバイ国際空港
ドバイやアブダビ、シャールジャなどが古くから中東における交通の要所として発達しており、この3都市は第二次世界大戦後の航空網の発達に併せてその地位を高いものとしている。また、近代的な高速道路がこれらの都市間を結んでいるほか、海運も盛んに行われている。
空港
ドバイ国際空港
アブダビ国際空港
シャールジャ国際空港
アルアイン国際空港
フジャイラ国際空港
ジュベル・アリ国際空港(建設中)
住民は、在来のアラブ人からなるアラブ首長国連邦の国民は全体の20%を占めるに過ぎない。その他は外国籍の住民であり、他のアラブ諸国から来た人々や、南アジア系(印僑)、東アジア系の人々などがいる。これらの外国籍の多くは、石油収入によって豊かなアラブ首長国連邦に出稼ぎとしてやってきた人々である。
言語はアラビア語が公用語である。ただし、外国人が多いため、英語や南アジア系の言葉なども広く使われている。
人口の推移[4]1975年1980年1985年1990年
アブダビ212,000454,000670,000889,000
ドバイ183,000276,000419,000559,000
シャールジャ79,000159,000269,000377,000
ラアス・アル=ハイマ44,00075,000116,000159,000
アジュマーン17,00036,00064,00092,000
フジャイラ16,00032,00054,00076,000
ウンム・アル=カイワイン7,00013,00029,00046,000
合計558,0001,045,0001,621,0002,198,000
宗教はイスラム教が国教であるが、外国人を中心にキリスト教やヒンドゥー教なども信仰されている。