日本では、ザリガニ釣りは生息域各地のこどもの文化としてよく知られる。
「釣り竿」は、落ちている木の枝や棒の先に凧糸などを結び付け、糸の先に餌を縛りつけるだけである。棒を使わないこともある。餌はスルメや煮干などの乾物を使うことが多いが、生息地周辺のカエルやタニシを使ったり、捕獲したザリガニをちぎって尾の部分を使う場合もある。中には竹輪や蒲鉾、ソーセージ等を使う地域もある。ザリガニ類は巣穴に侵入してきた外敵に飛びつくという習性があることから、餌は何でもよいという説もある。
釣り方も、ザリガニが餌をつかんだら吊り上げるだけである。ザリガニは餌をはさんでいるだけで、驚くと餌を離してしまう。水面上に揚げられた時に餌を離すことが多いので、馴れていないと吊り上げる際に網がないとうまく捕えることができない。なお、水中のザリガニが目視確認できる場合は、網や素手で直接捕獲することが可能な場合もある。
本格的になると、通常の釣り竿やエビ針(釣り針の一種)を用いて釣ることもある。
捕獲後に飼育する場合は、横幅が30cmくらいの水槽を用意する。ザリガニ類は複数を同じ水槽で飼育すると、かなりの確率で共食いを起こす。特に、年に何回か行う脱皮の際には、ザリガニ類の殻も柔らかく、また、機敏に動くこともできないため格好の餌食として、ほぼ確実に共食いの対象となる。よって(繁殖を目指す場合をのぞいて)共食いを避けるために一匹ずつの飼育が望ましい。
水槽には投げ込み式の濾過器などで酸素の供給を確保することを前提に、水を水槽の上部までたっぷり入れる。人工的な酸素の供給を考えない場合は、ザリガニ類の背中が隠れる程度までの水位とするか、上陸できる陸地を作る。しかし、水が少ない場合、餌等によって水質が悪化しやすく、またそれによって酸素の含有量が減るため、ザリガニには過酷な環境となり生育に困難を来すことになる。大きな個体であれば多少は持つが、稚ザリガニの場合、このような環境では数日のうちに死んでしまう。できる限り何らかの形で酸素を供給することが大切である。
ザリガニは臆病なため、隠れ場所を用意してやると良い。塩ビ管のような筒状のものを水槽に投入すると喜んですみかにする。割れて使えなくなった植木鉢でも良い。ペットショップにはこれに適した素焼きの土管や、たこつぼが売られている。水槽の底に砂利をひくとザリガニも移動しやすい。砂利としては、大磯砂、硅砂等が適している。
雑食性であるため、様々なものを食べる。煮干し、するめ、ゆでたホウレンソウ、人参等もよく食べるが、これらの餌は水を汚し、手入れに手間がかかるようになる。そこで、低層で生息する熱帯魚用の餌が非常に便利である。具体的には、コリドラス、プレコ用の餌を好んで食べる。これらの餌は、水槽に投入後、迅速に沈むように作られているためザリガニの餌として好都合である。もしあまり食べなくなった場合は、脱皮の前である可能性があるので過剰に反応せずにそっとしておく(脱皮した殻をザリガニに見間違えるほど、綺麗に脱皮する)。個体の大きさにもよるが、大きめの個体でも餌の頻度は一日に一度、上記の熱帯魚用の餌を3、4つ程度で生きることができる。
水は水道水ですぐさま死んでしまうことはないが、1、2日間汲み置きをしてカルキを抜いた水、または井戸水等を用いた方が良い。一週間に数度水を換えるが、水質の急激な変化を避けるためにすべての水を換えずに、多くても半分程度の水換えにとどめる。
室内で飼う場合、水温にはあまり気を使う必要がない。ただし、30℃を超えた水温のもとでの生育は厳しいようである。
またアメリカザリガニの繁殖力は凄まじい為、飼いきれなくなって捨てるということが近年多く見られる。これによってその水域の生態系が崩れることがかなりの確率で見られるので、気をつけること。飼う前の注意が必要である。
食材香辣龍蝦(xiang la long xia)
ザリガニの辛味炒め。上海の屋台などで一般的に食される。
フランス料理の高級食材エクルビスには、アメリカザリガニ、ウチダザリガニなどが使用される。豪州でも日常的に家庭で調理される。また、中華料理でも小龍蝦(xiao long xia)と呼ばれ人気の高い食材である。
アメリカ合衆国の南部でもよく食される。 特にルイジアナ州の郷土料理、ケイジャン料理やクレオール料理では、ガンボやジャンバラヤの具材として頻繁に使われ、更にザリガニを大鍋で茹でただけのボイルド・クロウフィッシュ(茹でザリガニ)も名物料理である。
Crawfish ?touff?e(クロウフィッシュ・エトフェ)
ザリガニの煮込みシチューとライス
Boiled Crawfish(ボイルド・クロウフィッシュ)
茹でザリガニ
関連項目ウィキメディア・コモンズには、 ⇒アメリカザリガニ科 に関連するカテゴリがあります。
ザリガニ
カテゴリ: ザリガニ | 日本の外来種 | 食用甲殻類
更新日時:2008年7月15日(火)22:16
取得日時:2008/08/17 12:58