きわめて貧しい国の一つで、農業と牧畜への依存度が高い。経済は近年の内戦による灌漑施設の破壊や、ソ連軍の侵攻やタリバンとアメリカ軍を中心とした多国籍軍との戦闘などの社会的な混乱、干ばつにより大打撃を受けている。また同じ理由から国民の多くに食料、衣料、住居、医療施設が不足している。
現在は歳入の大半を国際援助に依存しており、国民の3分の2は、1日2ドル以下で生活している。旱魃地域ではアヘンの原料となるケシの栽培が盛んであり、政府が対策に当たっているが功を奏していない[3]。幼児の死亡率は1000人中257人と高い。2004年10月のユニセフの報告によると、幼児死亡原因の多くは非衛生的な水の飲料使用による慢性的な下痢である。
2002年1月に東京で開催された「復興支援国会議」で支援計画が提出され、世界銀行の監督下に45億ドルの資金が集められた。復興の主要対象は、教育、医療、下水施設、行政機関、農業、道路、エネルギー、通信と多岐に渡っている。
アフガニスタンの鉱物資源のうち、もっとも歴史のあるのが紀元前から採掘が続いた青色の宝石ラピスラズリである。首都カブールの東南東190km、ヒンドゥークシュ山脈山中のサーレサン鉱山 (Sare Sang) ⇒北緯33度55分39秒東経67度13分34秒が主力。産出量は数トン程度。
有機鉱物資源では北部の天然ガス(4300兆ジュール、2003年)が主力、石炭(3万5000トン)も採掘されている。金属鉱物資源ではクロム(6364トン)がある。このほか岩塩(1万3000トン)も採取されている。アイナック銅鉱山(Aynak Copper)は70年代初めに発見され、1978年に旧ソ連が中央鉱区と西部鉱区の地質探査を終えている。総資源量は鉱石量7億500万トン、平均銅品位1・56%、銅含有金属量1100万トンの超大型の銅鉱床である。
交通インフラストラクチャーも度重なる戦乱により破壊され、またはメインテナンスが行なわれていなかった為に現在も復興が行なわれている。なお、多くの先進諸国でみられる様な高速道路網はないものの、主要都市間は舗装された幹線道路によって結ばれており、長距離バスによる移動が行なわれている。
なお、諸外国との交通は上記の長距離バスによって行なわれている他、カブール国際空港をハブとした国営航空会社のアリアナ・アフガン航空や、その他の乗り入れる外国航空会社の定期便で結ばれている。
主要民族 (2003年推計)
パシュトゥーン人 45%
タジク人 32%
ハザラ人 12%
ウズベク人 9%
トルクメン人
大体のアフガニスタン人は皆ダリー語(ペルシア語)がわかる。
テュルク諸語 11%
など
イスラム教から他宗教への改宗には死刑が適用されたが、2006年、ドイツでキリスト教に改宗した人の死刑判決に対し国際的非難を浴び、この法律は撤廃され、現在は布教活動も許されるようになった。2006年8月、タリバーンは韓国人のキリスト教宣教師を拉致監禁し、キリスト教の宣教活動をやめるよう要求した事件があった。
アフガニスタンには多くの貴重な遺跡が残っており、アメリカのアフガニスタン侵攻によって内戦が終結した後に以下のふたつが世界文化遺産に登録された。
ジャームのミナレットと考古遺跡群(2002年)
バーミヤーン渓谷の文化的景観と古代遺跡群(2003年)
バーミヤーン渓谷には大仏と多くの壁画が残されていたが、2001年にターリバーンによって破壊された。
王家の再興を願う声が少なからず存在する。
祝祭日日付日本語表記現地語表記備考
映画
モフセン・マフマルバフ 『サイクリスト』『カンダハール』『アフガン・アルファベット』
サミラ・マフマルバフ 『午後の五時』
ハナ・マフマルバフ 『ハナのアフガンノート』
セディク・バルマク 『アフガン零年』
マーク・フォースター 『君のためなら千回でも』
ティモー・ベクマムベトフ 『エスケープ・フロム・アフガン』
マイク・ニコルズ 『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』
小説
『きみのためなら千回でも』 カーレド・ホッセイニ
『フルメタル・パニック!』 賀東招二
脚注^ “ ⇒Afghan on trial for Christianity”, BBC, 2006-03-20. 2007-12-08閲覧.
^ ⇒Sentenced to death: Afghan who dared to read about women's rights