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概要
現在、AFCは今世界でもっとも広大な地域を管轄するサッカー協会である。その範囲は、東はオーストラリアやグアム、西はパレスチナやレバノン、シリアにまで及び、加盟国間の東端と西端の間では季節によっては9時間の時差があるほどである。加盟国間の総人口も、中国、インドの両国を抱えるだけに、世界の総人口の約半数にも達する。
設立当初は東南アジアや韓国が強豪であったが、アラブ・中東諸国がオイルマネーやガルフカップを背景に台頭し、特に1970年代にはイランがアジアカップで3連覇を達成した。その後、サウジアラビア、イラク、クウェート、UAEなども加わり、1990年代前半までは、1986 FIFAワールドカップ メキシコに8大会ぶりにFIFAワールドカップ出場を果たした韓国を除きほぼ西アジア諸国のなすがままとなった。1990年、政治情勢等によりイスラエルがAFCを脱退して、UEFAへ移籍した。
1990年代に入っても、イランやサウジアラビア等の中東勢及び韓国がアジアでの強豪の地位を占める一方、ダイナスティ杯1992やアジアカップ1992で優勝した日本が徐々にこれらアジアのサッカー強国に並ぶ地位へと浮上する。また、1994年のアジア競技大会で優勝したウズベキスタンに代表される中央アジア勢、AFCアジアカップで決勝トーナメント進出の常連となった中国等が、サッカー強国へと名乗りを挙げた。また、2006年には同じ年のW杯で決勝トーナメントへ進出したオーストラリアがOFCからAFCへ移籍した。
2002 FIFAワールドカップを契機に、アジアの実力中堅国の競技レベルが上昇。バーレーンやカタールといった湾岸の小国がアジアの上位国を破ることも珍しくない。また、イラク戦争によって大きな打撃を受けたイラクがAFCアジアカップ2007でアジアのサッカー強国を押しのけて優勝を果たした。また、ASEAN地域では2007 東南アジアサッカー選手権でタイを破って優勝したシンガポールの成長も著しい。
こうした動きをさらに加速させ、加盟国全体の競技レベルを上げるため、AFCはその支援プログラムであるビジョン・アジアを立ち上げ、中国、ヨルダン、インドなど数ヶ国で活動を開始。また一方で中堅国と下位国の格差が拡大したことで、実力下位の諸国の底上げを図るため、AFC内のFIFAランキング下位16ヶ国によるAFCチャレンジカップも2006年から開催されている。
アジア人プレイヤーとしてヨーロッパのクラブでプレーする選手も年々増えており、彼らの功績や経験もアジアサッカー界全体のレベルアップにも繋がっていると言える。世界最高峰の大会であるUEFAチャンピオンズリーグにも毎シーズンアジア国籍のプレイヤーが出場しており、中村俊輔や朴智星などが活躍している。しかし、欧州のクラブに在籍していても試合に出場する事が出来ないという事例もまだまだ多く、オーストラリア、日本、韓国、イランなどの一部強豪国の選手を除くと欧州でプレーする自体が困難な現状もある。(例外的に、ウズベキスタンのマクシム・シャツキフ、中国の孫継海、オマーンのアリ・アル・ハブシなどがいる)
またAFCには問題も数多い。その一つに、中東の産油国を抱えている影響があるためかオイルマネーに流されやすい傾向が挙げられる[要出典]。近年はその風潮も和らいではいるものの、90年代まではワールドカップ予選開催地に中東のスタジアムを選ぶなど、中東・湾岸諸国が有利になるような大会運営が散見された。また前述の通りAFCは統括範囲が広範囲に及ぶため、ホーム・アンド・アウェーで試合を行うと、長距離移動による選手の疲労が無視できないなど、アジアならではの問題も抱えている。
アジアの地域連盟
AFCに加盟している国と地域は、同じ地域での交流をより深め、その地域内でのサッカーの発展させるため、地域サッカー連盟を結成している。その活動として、地域内の大会を開催している。
ASEANサッカー連盟(AFF)
南アジアサッカー連盟(SAFF)
西アジアサッカー連盟(WAFF)
東アジアサッカー連盟(EAFF)
※東アジアサッカー連盟は、AFCの下部組織ではなく「FIFA 直属の独立した組織」という形態をとっている
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:Mamenoki