アクアリウム
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他の栄養素サイクル

窒素はアクアリウムで循環するただ一つの栄養素ではない。 溶存酸素は、表面の気水界面、あるいは空気ポンプの動作を通じてシステムに導入される。 二酸化炭素はシステムから大気へ漏洩する。 リン酸塩サイクルは、見落とされがちだが、重要な栄養サイクルである。 硫黄、鉄および微量元素もまた、食物として系に導入され、廃物として出るという風に循環する。 十分にバランスのとれた餌を供給し生物学的負荷を考慮することを通じて窒素循環を適切に取り扱うならば、通常これらの他の栄養サイクルを近似的平衡に維持するには十分である。


生物学的負荷

生物学的負荷は、生きている住民がアクアリウムの生態系に与える負担の基準である。 アクアリウムで生物学的負荷が高いと、水槽内の生態系はより複雑になり、ひいては平衡がより乱れやすくなる。 加えて、生物学的負荷には、アクアリウムのサイズに基くいくつかの基本的制約がある。 空気に露出している水の表面積は、水槽内の溶存酸素の摂取を制限する。 nitrifyingバクテリアの量は、それらがコロニーを作るのに利用できる物理的な空間によって制限される。 物理的に、あるサイズと数の動植物は、まだ移動の余地があるアクアリウムにしか適合しない。

系に過負荷をかけることを防ぐために、およその目安がある。 恐らく最も広く知られたものは「魚1インチについて1米ガロン」の規則である。これはアクアリウムで飼われているすべての魚の長さのインチの合計(尾の長さを除く)が、米ガロンで測られた水槽の容量を超えてはならないと定めるものである(水1リットルに対し約7mm)。 この規則は、混雑により成長の成長を妨げないように、通常は成魚の予想サイズについて適用される。 金魚などの廃物が多い魚については、空間割り当てを2倍にし、魚の1インチについて2ガロンとすることが推奨されている。

真の最大あるいは理想的システムの生物学的負荷は、理論的なレベルでさえ、計算することが非常に困難である。 計算で割り出すためには、廃物の発生率、硝化作用の効率、水面のガス交換速度および他に多くのものの変数が決定される必要があるだろう。 実際上、これは非常に複雑で困難なタスクである。したがって、ほとんどの場合、生物学的負荷を適切なレベルにするために試行錯誤とおよその目安を併用する。


器具の進歩

ペットというよりは、見て心を和ませる鑑賞対象としての意味合いが強く、手間の掛からないように水槽容量に余裕を持った飼育をする傾向が強い。このような事情により、使用される器具の静穏化(騒音を発生させない)は進んでおり、消費電力が小さく、小型換気扇やパソコン等の家庭用電化製品並みの音しか立てない物も登場しており、愛好者を増やす一因にもなっている。

なお熱帯魚や水草を飼育・栽培するための水槽内環境を構築するためには、様々な器具により恒常性の維持が欠かせないが、1990年代頃から登場したオールインワン(飼育に必要な設備が一通りセットになっている)タイプの水槽が登場した事により、より親しみやすい趣味となっている。ただしオールインワン・タイプの水槽であっても、水質維持や水道水を処理するための薬剤などは別途必要であり、また水質の状態を確認するための試薬も用意する事が勧められる。

このため熱帯魚を取り扱う専門店等では、それら薬品に加えて飼育に必要な知識となる書籍までもをセットにした入門キットを用意している所もある。


主なブランド

アクアデザインアマノ

エーハイム

ジェックス

テトラ

ニッソー(マルカンニッソー事業部)

日本動物薬品

フレックス

レイシー


動向

1990年代中葉よりインテリアとして観葉植物のようにこれら水槽をレンタルする業者も増加、近年ではホテル商店企業病院などでこれら施設の利用者を和ませており、こちらは面倒な維持作業を業者任せに出来る事から、一部の生活に余裕がある向きでは、家庭内にあってもこれら業者に依頼するケースも見られる。

広く見られる物では飼育が簡単で種類も豊富な淡水魚と淡水域の水草を配した物となるが、大規模な物では海洋の環境を再現し、海草を繁茂させた上で海洋生物を泳がせる様式があるほか、家庭でも珊瑚礁を模して海水を満たした水槽に海水魚を飼育したり、少々変わった所ではイソギンチャククラゲなどを飼育する様式などもある。

水中の自然環境を再現する事がこの様式の主目的といえるだけに、様々な方向性・可能性が見出される。

なお近年では熱帯魚に限定されず、野生の魚を自然に近い環境で飼育して、その生活を観察や鑑賞をする目的から、メダカなどに関心を抱く向きもある。だがその一方で愛好者が増えた事から、野生魚や自然環境下にある水草の乱獲を心配する声も聞かれる。

中南米アマゾン川流域はこれら淡水熱帯魚の宝庫とされているが、同川流域の大半を占めるブラジル政府では、自然保護の観点から捕獲量を制限するなど、厳しい輸出規制を敷いている。だが同地域に生息する熱帯魚が余りに多様で、また国土も広大である事から輸出チェックが上手く機能せず、中には学術的にも未確認種であるなどという貴重な生物の国外流出が、しばしば輸入国側に於いて「新種発見」という形で報告されている。


関連項目

コンパニオンアニマル

アクアゾーン
コンピュータ上でバーチャル熱帯魚を飼育するソフトウェアのシリーズ商品名

アクアノート、エルフィッシュ
アクアリウム育成のシミュレーションゲーム

3Dフィッシュ・アクアリウム(NECパーソナル)
アクアリウム感覚のスクリーンセーバー

ミシマバイカモ
非常に珍しい「花を付ける水草」であるため、マニアによる乱獲が心配されている。摂氏15度前後の冷水の中でのみ生育する。 カテゴリ: アクアリウム | 趣味 | ペット

更新日時:2008年9月22日(月)02:37
取得日時:2008/09/30 20:14


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki