エル特急「リレーつばめ」は、2004年(平成16年)3月より、九州新幹線暫定開業に合わせて運行が開始された。新八代駅新幹線ホームにて、新幹線「つばめ」号に接続し、同駅発着で熊本駅・博多駅まで鹿児島本線を経由して運行される在来線特別急行列車である。運行形態として、新幹線「つばめ」号と一体的に取り扱っており、列車運用面・料金面でも関連性が強いことから、本稿で一括して記述する。
基本的には、1992年以前の鹿児島本線エル特急「有明」の鹿児島中央駅(当時は西鹿児島駅)発着列車を改称した「つばめ」の残存区間での運行であるが、熊本駅以北では「有明」に対して一定の速達列車として存在する。なお、列車号数は運行順ではないが、これは下記にあるように「つばめ」との一体化を目指した為である。その為、「つばめ」では各駅停車タイプに接続する列車でも速達列車として運行されるものが数便ある。
特急「はと」は、第二次世界大戦後の1950年(昭和25年)6月から1975年(昭和50年)3月まで、「つばめ」とほぼ同区間を運行していた特急列車の愛称である。「つばめ」の姉妹列車的な存在であり関連性が深いことから、本項においては「はと」の愛称を使用した列車も併せて記述する。
九州新幹線が暫定的な開業であることもあり、新八代駅では「リレーつばめ」・「つばめ」が同一ホームに発着し、日本では初めて新幹線と在来線が同一ホームで乗り換えを行っている。
下り 「リレーつばめ」→「つばめ」
新八代行き「リレーつばめ」では、行先表示・構内や列車内での案内は「鹿児島中央行き」となっている(ただし、新八代駅到着時に行先表示器は「新八代行き」の表示になっている。また、災害などで新幹線がストップした時などにも、同様の扱いとなる場合がある。)。
「リレーつばめ」が停車する各駅では、「この列車は、新八代駅で新幹線つばめ号鹿児島中央行きに接続しています(停車駅の案内は、在来線駅停車駅のみ説明する)。」との構内アナウンスがある。
上り 「つばめ」→「リレーつばめ」
新八代行き「つばめ」も、「リレーつばめ」に接続する列車には、「リレーつばめ」の終着駅の行先表示・構内や列車内での案内がなされている(ただし、新八代駅到着時に行先表示器は「新八代行き」の表示になっている。)。
「つばめ」が停車する各駅では、「この列車は、新八代で○○行き特急リレーつばめ○号に接続いたします(停車駅の案内は、新幹線駅→在来線駅両方説明する)。」とのアナウンスがある。
なお、「リレーつばめ」と「つばめ」の特急券は一枚で発行することができ、利用者の利便を図っている。また両列車の指定席特急券を同時に購入した場合は、席番まで同じになる傾向がある。この「つばめ」と「リレーつばめ」の両列車に係る特急券制度についての正確な内容は、九州新幹線に関する乗り継ぎ料金制度も参照されたい。
使用車両・設定車種
新幹線「つばめ」
新幹線800系電車
開業区間が137kmと比較的短距離であることから、普通車のみで編成されている。座席指定席・自由席が設定されているが、全座席禁煙となっている。
在来線「リレーつばめ」
リレーつばめ787系電車
グリーン車座席指定席
編成中1両または2両に設定されており、67号以外ではコンパートメント席(4人用×1室)・DXグリーン席の設定もある。
普通車
座席指定席・自由席が設定されており、このうち67号以外の4号車はボックスシート(4人用×6室)の設定もある。なお、2007年(平成19年)3月18日改正より、全列車全車両が禁煙車になった。
新幹線「つばめ」
<6両編成(800系)>
鹿児島中央← →新八代
1
(Mc1)2
(M')3
(M2)4
(M1)5
(M')6
(Mc2)
指指指自自自
白枠=普通車 指=指定席 自=自由席 全車両禁煙席
指定席が自由席となる場合は、以下のとおりである。
31号、100号について、3号車。
101・103号について、2・3号車。
200番台の列車について、全車。
逆に、4号車は指定席に変更される場合がある。
エル特急「リレーつばめ」
<7・8・11両編成(787系)>
※67号以外
新八代←→熊本・博多・門司港
←基本編成→←付属編成→※
1
(Msc)2
(M')3
(T1)4
(T2)5
(T0)6
(M)7
(M'c)8
(T'hsc)9
(M)10
(M')11
(Tc0またはTc1)
DXGG個指指指B自自自G指自自自
※67号(4+4両<付属*2>)
新八代←→博多
1
(T'hsc)2
(M)3
(M')4
(Tc0またはTc1)5
(T'hsc)6
(M)7
(M')8
(Tc0またはTc1)
G指指指自G自自自自
■枠G=グリーン車指定席 ■枠DX=DXグリーン席指定席 白枠=普通車 ■枠B=普通車ボックスシート(4人用×6室) 個=4人個室(4人用×1室) 自=自由席 指=指定席 ※全列車全車両禁煙※の付属編成は、熊本以北のみ連結。3・5・21・30・32・36号は毎日、その他の列車でも多客時には臨時連結している。
指定席が自由席となる場合は、以下のとおりである。
30号、65号について、3号車(ただし、自由席とならない場合もある。)。
上り列車の久留米→博多間について、2号車を除く普通指定席車両(この場合は空いている指定席を自由席として開放するため、指定券を持つ客が優先)。
1、3号の門司港→博多間について、2号車を除く普通指定席車両(同上)。
逆に、5・9・10号車は指定席に変更される場合がある。
運転区間・停車駅
運行区間
新幹線「つばめ」新八代駅・新水俣駅・川内駅〜鹿児島中央駅