この星座で数少ない明るい星、赤いα星(アルデバラン)は、この星座の真ん中にある。雄牛のつのは、エルナトElnath(β Tauri、かつてはぎょしゃ座にも同時に属していた)およびζ星によって形作られ、西へ伸びている。
おうし座の東に、最もよく知られているプレアデス散開星団がある。これは人間の目でも容易に見える。アルデバランの後ろに、ヒアデス散開星団がある。これは、天上でV字を形成する。これは雄牛の頭にある。
望遠鏡で見える天体に、かに星雲(M1)がある。この星雲はζ星の北東にある。これは、かつて1054年7月4日に地球で目撃された巨大な超新星の残骸である。爆発時には日中ですら見えたという。この記録は中国の歴史書にも残り、アメリカンインディアンの陶磁器にも記録された。この星雲の名は、望遠鏡で初めて観測された当時かにの形に見えたからだとされる。また、かに座にあると間違えられることも多い。
また、おうしの背中にあたる部分には活発に星形成を行うおうし座分子雲が存在しており、ハッブル宇宙望遠鏡や世界中の電波望遠鏡で盛んに観測が行われている。
ゼウスがニンフの(一説では人間の王女)エウロペに恋をした。ゼウスは誰にも分からぬよう、牡牛に化けてエウロペに近づいた。ゼウスは正体を明かし、2人はクレタ島に行って子をもうけた。
おうし座にあるプレアデス星団は、ギリシア神話ではプレアデス7人姉妹に例えられる。この7人姉妹が楽しく踊っていたところ、勇者オリオン(オリオン座)がやってきて、7人はびっくりして逃げた。しかし7人があまりに美しかったので、オリオンは忘れられずに5年間追いかけまわした。7人は女神アルテミスの助けを借りて鳩になってオリオンから逃げた。この後、星座の中に入れられてプレアデス星団になった。
プレアデス星団には肉眼で見える星は6つしかない。7人のうち1人が姿を隠したといわれるが、その1人はメロペという説とエレクトラという説がある。世界中で7つ星と呼ばれることから、かつては7つとも見えた時代があったと主張する学者もいる。
日本ではプレアデス星団はすばる(昴)と呼ばれる。富士重工業のマークにもなっていて、日本では普通6つ星として考えられている。漢字だと統ばる、統星と書かれ、もともとは玉がいくつかついた首飾り、髪飾りの名を示す古い日本語だったと考えられている。
ヒアデス星団もギリシア神話では姉妹にたとえられる。
日本では、うし座と呼んだことがある。
関連項目ウィキメディア・コモンズには、 ⇒おうし座 に関連するマルチメディアがあります。ウィクショナリーに ⇒牡牛座の項目があります。
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更新日時:2008年6月2日(月)11:38
取得日時:2008/07/21 19:13