あぶない刑事
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内容

神奈川県警港警察署捜査課のはみだし刑事コンビ、鷹山(舘ひろし)と大下(柴田恭兵)の活躍を描くアクション刑事ドラマである。

このドラマのキャッチフレーズの一つは「キザな台詞、イカしたジョーク、スタイリッシュなセンス」である。それだけに、主人公の2人の刑事はステップワークが軽やかである。米国のテレビドラマ『特捜刑事マイアミバイス』を意識したファッションをしている。

前代の『太陽にほえろ!』や『西部警察』に見られるド派手なアクションに影響を受けている点もあるが、「コミカル路線」を取り入れたことで軽快なタッチで描くことが出来て、ストーリーもテンポ良くコメディタッチな雰囲気を作ることに成功して見事に差別化を図り、「アクション・コメディ」のジャンルを築き、後の刑事ドラマに影響を与えた。テレビシリーズでは犯人を逮捕するが、劇場版では犯人を射殺するパターンになっている。シリーズの横軸として広域暴力団「銀星会」との抗争もある。

連続ドラマでは、各回につけられるタイトルは必ず二字の漢字である。 これは鷹山と大下の行動理念からきている。


主な登場人物(キャスト)

登場人物についてはあぶない刑事の登場人物を参照。


来歴


1980年代を代表する刑事ドラマ

1986年10月、最初のテレビシリーズである『あぶない刑事』が(毎週日曜夜9時)放送を開始する。当初は2クール(半年間)で終了の予定だったが、回を重ねるごとに注目を集め、さらに2クール(半年間)放送され、結果1987年9月までの1年間放送された。

その余勢を駆って、最初の劇場映画『あぶない刑事』が1988年の正月映画として製作・公開された。

1988年夏、劇場映画第2作『またまたあぶない刑事』が制作・公開された。同年秋からスタートのテレビ第2作目『もっとあぶない刑事』放送に先駆けるかたちでの公開であった。テレビ第2作目はかつて『太陽にほえろ!』が放送されていた枠(金曜夜8時)で2クール(半年間)放送、それに続く形で劇場映画第3作『もっともあぶない刑事』が制作・公開され、この作品をもって一旦は区切りを迎えた。


7年振りの復活、そして終幕?

しかしながら、続編を望む多くのファンの声に応え、7年後の1996年秋、当時の主なオリジナルキャストが再結集する形で劇場映画第4作『あぶない刑事リターンズ』が制作・公開された。あぶない刑事の成功を足掛かりに舘ひろし・柴田恭兵・浅野温子・仲村トオルの主要キャストはビックネームの一流俳優に成長し、それぞれに別の刑事役が定着しており、再製作に際しては各俳優人の承諾が必要な状態であったであろうから「正統派続編」というよりむしろ「復活お祭り騒ぎ」的な要素が強い作品であった。そのため各俳優人の演技にお遊び要素が見られる他、ミサイルが港署を通過するなどストーリーも荒唐無稽な部分が強く見られた。またこれまでのシリーズでの最大の敵組織だった銀星会が「もっとも-」で壊滅した(あるいはそれに近い状態に衰退)ために新たな敵として当時カルト教団による犯罪が発生したこともあってカルト犯罪組織を据えたのも時代の流れだと考えられる。

「リターンズ」が一定の成功を収めたため、その2年後の1998年秋、前編が『TVスペシャル'98』放映、後編が劇場映画第5作『THE MOVIE』公開とテレビ・映画のメディアミックスによる作品『あぶない刑事フォーエヴァー』が制作された。「リターンズ」で見られたように劇場版は、タンカーが横浜に突っ込んでくるなどお遊び要素が強かったが、往年のファンには、TVシリーズのオープニングの焼き直しや、かつてTVシリーズや映画「またまた-」まで使われていたインストの曲を使用して、昔の雰囲気を強く残したテレビスペシャルの評価が高かった。しかし、同時期にフジテレビが制作した映画『踊る大捜査線 THE MOVIE』が世間の注目を集めてしまった。1980年代を代表する刑事ドラマの一つではあったが、1990年代を代表する刑事ドラマに話題を奪われる一方で『-THE MOVIE』のラストシーンで暗示するように、この作品をもってシリーズが終焉を迎えたかに思われた。

「リターンズ」「フォーエヴァー」は、タイトルの付け方が「またまた」「もっと」「もっとも」と続いた「『あぶない』を修飾する言葉を付ける」という方式から外れている。


またまた7年振りの復活

ところが、またまた7年後の2005年3月17日、劇場映画第6作『まだまだあぶない刑事』が同日からクランクインすることが一部スポーツ紙により明らかになった。

今回またしても7年振りに満を持して復活することとなった経緯は、当時のキャストからの熱望、そして何より、主演の舘及び柴田が前作公開時に「歳月を重ねて渋くなったあぶ刑事を見せたい」と再々結集を約束していたことと言われているが、ライバルである『踊る大捜査線』側が立て続けにスピンオフ作品(『交渉人 真下正義』、『容疑者 室井慎次』)を公開させていることも影響していると思われる。公開日は2005年10月22日

前作のラストシーンで殉職あるいは行方不明になったかに見えた主人公・タカ&ユージが、実は密かに海外で潜入捜査官として働いていて、7年振りに港署に帰ってくるところから物語は始まる。疾走シーンでは「足が縺れて転ぶ事度々、歳を感じた」(舘のコメント)との事。少年課の課長に出世した真山薫は、ギャグアニメを思わせる行き過ぎたコスプレキャラクターへと変貌を遂げ、往年のキャラとは何ら関連性が感じられなくなっているが、これは演技派女優浅野温子の「遊び心・ファンサービス」である。ストーリーには往年の名シーンの再現を思わせる部分も多い。

また公開日である2005年10月は、本シリーズ開始20年目突入の節目に当たった為、過去20年分のデータを収めたノベライズ本や、過去の映画作品のサウンドトラックのコンプリートボックスなどが公開時期に併せて発売された。 クランクアップ後のインタビューで舘と柴田はまた何年後かにやりたいと語っており、興行成績が良ければ続編が作られる可能性はあるとしている。


テレビドラマ


あぶない刑事

放送日時・・・毎週日曜日 21:00〜21:54(JST)

放送期間・・・1986年10月5日1987年9月27日

当初はハードボイルドなアクションドラマを基調としていたが徐々にコミカルさが増し、現在のようなスタイルへと変貌していった。またこのシリーズは各話の脚本が秀逸かつ、またコミカルさとハードさのバランスも絶妙で、現在でもこのシリーズの根強いファンは多い。

【スタッフ】

企画:岡田晋吉(日本テレビ)、黒澤満

プロデューサー:初川則夫(日本テレビ)、伊地知啓、福田慶治

脚本:丸山昇一大川俊道柏原寛司永原秀一、新井光、田部俊行、岡芳郎、峯尾基三那須真知子 他

監督:長谷部安春西村潔村川透一倉治雄 成田裕介原隆仁手銭弘喜


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki