鹸化(けんか、英語: Saponification)とはエステルを元の構成要素である酸とアルコールに分解するため、アルカリを加えて酸の塩とアルコールに分解する化学反応である。特に油脂をアルカリでグリセリンと高級脂肪酸塩(石鹸)に分解することを指す。加水分解反応のひとつに分類される。
1g の油脂を鹸化するのに必要な水酸化カリウムや水酸化ナトリウムのミリグラム数を鹸化価(けんかか)と呼ぶ[1][2]。鹸化価は、油脂を構成する脂肪酸の平均分子量の指標となる。消費される水酸化カリウムや水酸化ナトリウムが多いほど、その油脂を構成する脂肪酸の平均分子量は小さい。
鹸化価をa、油脂(トリグリセリド)の分子量をMとすると、水酸化カリウム鹸化価は次の式で与えられる(水酸化カリウムの分子量:56)。
脚注^ JIS K 0070:1992, "化学製品の酸価,けん化価,エステル価,よう素価,水酸基価及び不けん化物の試験方法" ⇒[1]
^ 第十四改正日本薬局方 一般試験法 65. 油脂試験法 ⇒[2]
カテゴリ: 置換反応 | 分析化学
更新日時:2008年8月24日(日)04:24
取得日時:2008/10/02 16:59