魚雷発射管
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魚雷の装填 奥に見える丸い開口部が魚雷発射管

魚雷発射管(ぎょらいはっしゃかん)は艦艇から魚雷を発射させる装置である。管状の構造をしており、管内に魚雷を装填、艦外へ向けた一方の口から発射する。
目次

1 概要

2 水上艦艇の魚雷発射管

3 潜水艦における魚雷発射管

4 日本の水上艦艇用魚雷発射管

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概要

航空機や水上艦艇から魚雷を発射するにあたっては、魚雷を水中に投下するだけでも十分であるが、潜水艦においては魚雷発射管を用いる必要がある。これは水中において、艦内への水の浸入を防ぎつつ、物体を艦外へ放出することを行う必要があるためである。


水上艦艇の魚雷発射管

水上艦の発射管は魚雷の発射と、特に現代においては装填した魚雷の保護筐体として発射管が用いられる。潜水艦の発射管と区別するため、駆逐艦(護衛艦)などの物は水上発射管、潜水艦の物を水中発射管という。発射には圧搾空気により魚雷を射出する方法等がある。初期の魚雷艇や短魚雷装備艦艇では発射管を用いず、管状ではない射出装置などにより側方や後方に魚雷を投下する方法を取っていたものもあった。

大航海時代より重用されていた大砲の砲弾などよりも炸薬量が多く、一撃必殺である上、威力に応じて巨大化してしまう砲口武器と比較して簡便軽量である特性を活かし、水雷戦が重視されていた第二次世界大戦においては、単装、連装や3連装、さらには5連装の水上発射管も開発・装備されていたが、射程、速力共に優り砲弾より炸薬量の多いミサイルの発達に伴い、水上発射管は衰退した。日本に措ける水上艦艇への攻撃を想定した水上発射管は、魚雷艇PT-15号(平成7年3月除籍)が最後である。


潜水艦における魚雷発射管

潜水艦における魚雷発射管は、潜水艦における最も重要な装置の一つであるが、その構造は複雑である。水中において魚雷を発射する際の問題点は、艦内への水の浸入を防ぐことと魚雷発射後のバランスの変化にある。

魚雷発射管に魚雷を装填した後に、管内にゆっくりと水を注入し、魚雷の深度調定を行う。管内への水の注入が終了したら、前扉を開く。その後に圧搾空気で魚雷を押し出し、水中へ魚雷を発射する。魚雷の機関はスイッチにより、射出直後に始動する。なお、発射の際に用いた圧搾空気は、艦外に出ると海面へ浮上し、艦の位置を暴露することになるので、管内で回収するようになっている。また、発射管内で機関を始動する自走発射式魚雷も出現している。再装填にあたっては、前扉を閉め、管内の排水を行う必要がある。このような仕組みにより、艦内への水の浸入を防ぎ、魚雷発射後の艦のバランス(バラスト変化)が崩れるのを抑えている。


日本の水上艦艇用魚雷発射管

六年式二連装発射管(旧称:五十三糎二連装発射管、二十一吋二連装水上発射管)

八年式二連装発射管(旧称:八年式二連装水上発射管、六十一糎二連装水上発射管)

十年式二連装発射管

★(スター)十年式二連装発射管

十二年式三連装発射管

十二年式三連装舷側発射管(固定式)

八十九式二連装発射管

九十式三連装発射管一型

九十式三連装発射管二型

九十二式四連装発射管一型

九十二式四連装発射管二型

九十二式四連装発射管三型

九十四式三連装発射管

九十六式三連装発射管(試作まで)

零式五連装魚雷発射管

現在、海上自衛隊護衛艦は、潜水艦への攻撃を目的とした68式3連装短魚雷発射管などを装備している。 カテゴリ: 魚雷

更新日時:2008年5月23日(金)17:33
取得日時:2008/07/20 07:19


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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