骨角器(こっかくき)は、動物や魚・貝類の骨、角、牙、殻などを材料として製作された人工品のことである。bone tool。道具に限らず、装身具も含む。
世界的にはっきりと道具として認識できる形状のものが出現するのは新人が出現した後期旧石器時代に入ってからである。日本列島ではローム層が有機物をのこしにくい地層であるため、先土器時代からの出土はまれである。縄文時代早期以降、出土量は膨大に増えるが、それでも酸性土壌を中和する貝塚や水漬けされて酸素の供給のない低湿地遺跡などの限られた遺構からの出土である。利器としては、銛やヤス、鏃(やじり)、釣り針、斧、篦、匙、縫い針などがあり、装飾品としては首飾り・耳飾り・髪飾り・腰飾りがあり、また、単独の彫像品もある。とくに日本の縄文時代では、関東から北海道にかけての太平洋岸を中心に、骨角製の銛や釣り針などの漁労具の著しい発達がみられ、高度に発展した漁業・漁撈活動の様相がうかがわれる。
世界的には、マンモスの牙を刻んだ女性像(スロバキア共和国「モラヴァニイのヴィーナス」など)が有名である。彫像品としての骨角器のことは特に骨角製品と呼ぶことも少なくない。(P:歴史/P:歴史学/PJ日本史)。
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更新日時:2008年9月13日(土)02:30
取得日時:2008/09/23 18:23