用途及び属性?
縦横比2:3
制定日1997年7月1日(法規発効、初公式掲揚)
使用色:
白
赤(パントーン: 186)
香港の旗(ホンコンのはた)、現在の中華人民共和国香港特別行政区の区旗は、赤地の旗で、香港を象徴するバウヒニアの花を白色で描いたものである。1997年までのイギリスによる植民地統治下では、他のイギリス海外領土と同様にブルー・エンサインを基に紋章を加えた旗が使用された。
目次
1 香港特別行政区区旗
1.1 意味づけ
1.2 香港特別行政区区章
1.3 バウヒニア
2 植民地時代の旗
2.1 1959年の香港紋章
2.2 阿群帶路圖
3 関連項目
//
香港特別行政区基本法第10条は、区旗を「五星花蕊的紫荊花紅旗(五星雄蕊バウヒニアの赤旗)」とし、デザインの詳細な規格は、「區旗及區徽條例(区旗区章条例)」に定められている。
香港人を対象にしたデザイン公募など3年間の活動を経て、1990年2月16日の香港基本法起草委員会第9回全体会議において、34票対15票で何? (Ho Tao) によるデザインを草案として採用し、全国人民代表大会の正式決定を経て、基本法に書き込まれた。1996年8月10日香港特別行政区準備委員会第4回全体会議で暫定使用方法が通過し、1997年7月1日の香港返還をもって関連法規が発効、返還式典で初めて公式に掲揚された。
赤地は中華人民共和国を、白く描かれたバウヒニアの花は香港を、同時に紅白の2色は一国二制度を象徴する。全体として、中国の不可分な一部分である香港が中国に抱かれ繁栄発達する様子を表す。五つの雄蕊の星は、五星紅旗に由来し、香港人の愛国心を意味する。
香港特別行政区の区章(中国語: 區徽)は、紅白2色のみを使ったもので、円形である。内側の赤地の円内の意匠は区旗と同じで、バウヒニアの花が白で描かれている。外周の白地の部分には、上部に中国語繁体字の左横書きで「中華人民共和國香港特別行政區」と、下部には英語で「HONG KONG」と書かれ、左下と右下には星が一つずつ配置される。
香港の象徴とされるバウヒニアは、バウヒニア・ブレイケアナ ( ⇒en:Bauhinia blakeana) といい、俗に香港蘭 (Hong Kong orchid tree) と呼ばれることもある。熱帯・亜熱帯に生育する植物で、1880年に香港で発見され、1908年に新種として報告された。ブレイケアナの名は、第12代香港総督ヘンリー・アーサー・ブレイクにちなむ。香港では公園・庭園などを中心によく見かけられる樹木である。1965年に香港の市花として公式に選ばれ、市政局のシンボルマークなどに用いられていた。中国語では ⇒zh:洋紫荊といい、単に「紫荊」とも呼ばれる。 ⇒zh:紫荊は通常、同じマメ科に属するハナズオウを指すため、香港のシンボルであるバウヒニアも、誤ってハナズオウと訳されることがある。
植民地時代の旗香港の旗 (1959年 - 1997年)香港の紋章 (1959年 - 1997年)
1997年6月30日までのイギリス統治下では、他のイギリス海外領土と同様にユニオンジャックをカントン(旗の左上の部分)に配した青い旗ブルー・エンサインを基に、旗の右側に紋章あるいは紋章の一部となった図柄を加えた旗が使用された。
1959年の紋章 (Coat of Arms) はイングランド紋章院がデザインしたもので、同年7月27日香港政庁が正式に旗と紋章のデザインとして採用した。
紋章下部の波打つ海水に囲まれた緑の小島は、イギリスが最初に占領した香港島を象徴する。黄色い(あるいは白い)布には赤い字で「HONG KONG」と書かれている。盾の上部は赤地になっており、イギリス海軍とイギリス商船隊の香港開港に対する影響を示す ⇒ネイヴァルクラウンが描かれる。下部は白地で海に浮かぶジャンク(中国式の帆船)2隻を黄色あるいは赤・灰色などで描き、香港が早くから海上貿易を重んじていたことを反映する。盾の上部と下部を分かつ凹凸のある線は、城の塀の突き出た部分で、1941年の香港攻防戦を象徴する。
盾を左右から支える盾持ち(サポーター)は、イギリス人を表す王冠を戴くライオンと、華人を表す中国式の竜で、両者の融和を意味する。盾の上には、左側のライオンに向かい、香港の美称「東方之珠」から来た真珠を持ち王冠を戴くライオンが描かれている。この図式は、小さなライオンが竜から取り上げた珠を大きなライオンに差し出しているとも揶揄された。