食育(しょくいく)とは、食に関する知識を習得し、自らの食を自分で選択する判断力を身に付けるための取組みのことである。2005年に成立した食育基本法においては、生きるための基本的な知識であり、知識の教育、道徳教育、体育教育の基礎となるべきもの、と位置づけられている。単なる料理教育のみならず、食に対する心構えや栄養学、伝統的な食文化についての総合的な教育も含んでいる。
目次
1 語源
2 経緯
3 法令
4 関連人物
5 脚注
6 関連項目
7 外部リンク
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一般的ではなかったが、食育という言葉は明治時代から使われていた。
陸軍薬剤監だった石塚左玄は1896年(明治29年)出版の『化学的食養長寿論』の中で「体育智育才育は即ち食育なり」[1]とはじめて食育という言葉を使った。
また、小説家の村井弦斎も1903年(明治36年)に著した『食道楽』[2]の中で食育論を展開している。
現代の食育はこれらの著作をルーツにしながらも、法的根拠を持つ基本理念が新たに定められている。
2002年(平成14年)11月21日、自民党の政務調査会に食育調査会が設置された。その目的はBSE問題や産地偽装など食の安全を揺るがす事件によって生じた消費者の不安や不信感を、食育を通じて取り除くことだった。翌15年に総理大臣(当時)の小泉純一郎が施政方針演説に取り上げて食育という言葉が一般化した。
小泉純一郎は1988年(昭和63年)に厚生省としては食が一番大事なのではないかと述べていた[3]。1993年には厚生省監修で『食育時代の食を考える』という著書が出版されている。服部幸應は自分の書いた『食育のすすめ』(1998年)を厚生大臣の頃の小泉純一郎が読んだからと説明している[4]。
2005年(平成17年)6月10日、食育基本法が成立した。食育によって国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むことを目的としている[5]。
関連人物
山東昭子 - 食育調査会長であったときに食育基本法を議員立法で制定。
服部幸應 - 料理評論家。食育に関する講演を多数行う。
脚注^ 石塚左玄『 ⇒化学的食養長寿論』 1896年(明治29年)、276頁。
^ 村井弦斎「 ⇒第二百五十二 食育論 小児の食育」『 ⇒食道楽』 全8冊、第3冊秋の巻、1903年(明治36年)-1913年(大正2年)、242-243頁。
^ 厚生省保健医療局健康増進栄養課 『食育時代の食を考える』 中央法規出版、1993年11月。ISBN 978-4-8058-1165-8。
^ 服部幸應、三國清三 『味覚を磨く』 角川書店《角川oneテーマ21 》、2006年11月。84頁。ISBN 978-4047100626。
^ ⇒食育の推進にむけて (PDF) (内閣府)
関連項目
健康教育
給食
地産地消
食事バランスガイド
一家団欒
家庭料理 - おふくろの味
外部リンク
⇒内閣府食育推進担当ホームページ (内閣府)- ⇒食育白書
⇒食育・食生活指針の情報センター e-shokuiku.com (食生活情報サービスセンター)
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更新日時:2008年8月14日(木)12:55
取得日時:2008/09/04 22:09