災害(さいがい)とは、気象などの自然現象の変化、あるいは人為的な原因などによって、人命や社会生活に対する被害を生じる現象。
多くの場合、自然現象の変化による自然災害(天災)を指すが、人為的な原因による大きな事故(人災)も災害に含むことが多い。人災の例としては、操船ミスによる船の転覆、操作ミスによる原子力事故などが挙げられる。また、犯罪被害も人災とすることがある。
「人災」はもともと「天災」に対して作られた言葉であるが、多くの自然災害においては、被害の直接的な原因が自然現象であっても、人為的な原因が大きく関与していることが多い。このため、最近では「天災」という言葉はほとんど使用されていない。人災のリスクを軽減する方法が安全工学として研究されている。
目次
1 災害の定義及び類型
2 防災
3 自然災害の例
3.1 気象災害
3.2 地震
3.3 火山
3.4 生物
3.5 隕石
4 事故・人災の例
5 近年の災害
6 予想される災害
7 災害を防ぐには
7.1 災害対策の例(自然災害)
7.2 災害対策の例(人的災害)
7.3 避難指示・避難勧告等
7.4 防災工事の実施等
8 関連項目
9 外部リンク
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災害の定義及び類型
災害 - 日本における災害の定義とは、学術分野等に置いて様々であるが、災害対策基本法第2条においては「暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火その他の異常な自然現象又は大規模な火事若しくは爆発その他その及ぼす被害の程度においてこれらに類する政令で定める原因により生ずる被害」をさすものである。
原子力災害 - 原子力災害対策特別措置法第2条では「原子力災害 原子力緊急事態により国民の生命、身体又は財産に生ずる被害をいう」と定義されている。
武力攻撃災害 - 災害対策基本法における災害の概念には、いわゆる武力攻撃やテロによる被害は概念の中に含まれないことから、有事法制の整備に際して設けられた定義である。国民保護法第2条第4号において「武力攻撃により直接又は間接に生ずる人の死亡又は負傷、火事、爆発、放射性物質の放出その他の人的又は物的災害」として定義されている。
武力攻撃原子力災害 - 国民保護法第105条第7号の一において「武力攻撃に伴って原子力事業所外へ放出される放射性物質又は放射線による被害」として定義されている。
大規模災害
非常災害
NBC災害 - 核兵器、生物兵器、化学兵器による攻撃をいう。
テロ災害 - テロにより引き起こされる災害
災害を未然に防ぐための施策、行為を総称して防災と呼ぶ。災害対策基本法第2条第2号では、「災害を未然に防止し、災害が発生した場合における被害の拡大を防ぎ、及び災害の復旧を図ることをいう」とされている。
災害の程度に応じて「非常事態」「緊急事態」 (emergency) と言われる場合がある。又、一時に3人以上の労働者が業務上死傷又は罹病した災害労働災害を「重大災害」と称して区別している。
特に大きな自然災害が発生した場合、被害を受けた都道府県は、災害救助法の適用を国に対して申請し、被災者に対する救助や支援などで自衛隊の災害派遣、または日本赤十字社への救護班派遣要請や、支援費用の一部負担を国に求めることがある。
被害が広範囲に渡る場合には、更に国の支援が強化される「激甚災害法」が適用されることもある。
気象災害
風水害
水害 - 低気圧や台風、前線による集中豪雨、洪水や土石流や鉄砲水、がけ崩れや地すべり、高潮など
風害 - 低気圧や台風、竜巻などの突風、暴風による倒木、家屋や建物の破損・倒壊、農産物への被害、船の座礁など
塩害 - 高潮や高波による潮位上昇、堤防の破壊、海水そのものや海水と風が吹き付けることによる、農作物や植物への塩害
土砂災害 - 土石流、がけ崩れ、地すべり、天然ダムなど