風呂吹き大根(ふろふきだいこん)は、大根を柔らかくゆで、練り味噌などをつけて食べる料理。かぶ、冬瓜などで作られることもあり、その際は単に風呂吹きと呼ばれる。
名前の由来には諸説あり、一説によると、漆器職人が冬になると漆の乾きが悪くて困っていたところ、ある僧から風呂(漆器の貯蔵室のこと)に大根のゆで汁を吹き込み、そこで乾かすとよいと教えられ、その通りにするとうまくいった。この時、大量のゆで汁を取るため、ゆでた大根も大量に余ったので近所に配った。すると、これがおいしいと評判になり、風呂にゆで汁を吹き込んだ残りの大根であることから、「風呂吹き大根」の名前が生まれた、というもの。
ただし「風呂」とは本来、蒸風呂のことを指し、蒸気を満たした「室(むろ)」が語源であることを考えると、上の説は前後が逆転している。もともと漆器の乾燥室である風呂に湿気を与えるために沸かす湯が勿体ないため、大根を茹でるのに使った――という説のほうが信憑性は高い。
大根は厚さ4?ほどに切って皮を剥き、面取りをする。その後米粒と一緒に下ゆでをしておくと、きれいな白色に仕上げることができる。
鍋の底に昆布を敷き、その上に大根を乗せてたっぷりの水を注ぎ、大根が柔らかくなるまでゆっくり煮る。
よく煮えた大根に、用意しておいた味噌だれなどをつけて食べる。残った昆布や出し汁は、そのまま食したり他の料理に転用してもよい。 カテゴリ: 日本の野菜料理 | 日本の食文化
更新日時:2008年2月19日(火)18:13
取得日時:2008/08/15 20:13