風と雲と虹と
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この記事はプロジェクト:大河ドラマの編集方針を採用しています。編集される方はご一読下さい。

風と雲と虹と
ジャンルドラマ
原作海音寺潮五郎『平将門』『海と風と虹と』
脚本福田善之
演出大原誠
出演者加藤剛
(以下五十音順)
新珠三千代
緒形拳
蟹江敬三
木の実ナナ
草刈正雄
小林桂樹
佐野浅夫
宍戸錠
清水?治
太地喜和子
高岡健二
多岐川裕美
露口茂
寺田農
長門勇
仲谷昇
奈良岡朋子
西村晃
星由里子
細川俊之
真野響子
峰岸徹
宮口精二
山口崇
吉永小百合
吉行和子
米倉斉加年
ナレーター加瀬次男
音楽山本直純
オープニング山本直純
製作
製作総指揮小川淳一、閑谷雅行
制作日本放送協会

放送
放送国・地域 日本
放送期間1976年1月4日 - 12月26日
放送時間日曜20:00 - 20:45
放送枠大河ドラマ
放送分45分
回数全52

番組年表
前作元禄太平記
次作花神
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『風と雲と虹と』(かぜとくもとにじと)は、1976年(昭和51年)1月4日から12月26日にかけて放送されたNHK大河ドラマ第14作。主演は加藤剛

舞台が平安時代中期(10世紀)としており、2024年時点で2025年放送予定の『べらぼう?蔦重栄華乃夢噺?』までの歴代大河ドラマの中では扱った時代が最も古い作品。また全話での舞台が西暦3桁(平将門:903年-940年)の唯一の作品である[注釈 1]海音寺潮五郎の小説『平将門』『海と風と虹と』を原作とする。
企画・制作

演出を担当した大原誠によると、当初の企画は池波正太郎の小説『火の国の城』(加藤清正が題材)のドラマ化が最有力だったが、NHKの芸能局長が「加藤清正みたいに地味な人間が大河の主役になるか」と反対して頓挫する[1]。主役にはすでに加藤剛の起用が決まっており、彼が「平将門をやってみたい」と話したことで、代替案として採用された[1]。NHKからの申し入れを海音寺は快諾し、同じ朝廷に対する「反逆者」である藤原純友の話を組み合わせる形でドラマ化された[1][注釈 2]。タイトルは純友を描いた『海と風と虹と』の「海」を「雲」に変えることで平将門の本拠である「関東」を表現したという[1]。前述の古い時代設定に視聴者が近づけるよう第1話の冒頭では現在の神田明神(平将門が祭神)からスタートしており、これは1965年の『太閤記』が第1話の冒頭に東海道新幹線を映した前例をヒントにしたと大原誠は述べている[2]。プロデューサーの岸田利彦によると、古い時代が舞台のため、時代考証が難しかったという[2]

真田風雲録』で知られる劇作家・福田善之が脚本を執筆、ここでの将門は、「まず民衆が存在して、公などはずっと後からやって来たものだ」と決起を促すなど(こうした台詞は原作にはない)、反乱の歴史的位置付けを自ら意識した主人公である。また、傀儡や海賊、遊女、農民等々庶民階層の登場人物が活躍する。東西の主人公をつなぐために忍者をキャラクターとして設定し、女忍者・けら婆(吉行和子)の相方として、新人の草刈正雄が起用された[3]

平安中期の東国が舞台という事情で騎馬のシーンを多くせざるを得ず、その経費を下げるために厩舎入りした競走馬を3週間撮影のために借りて、撮影当日は状態のいい馬から選んで使い、合戦シーンをその期間でまとめて収録する方式が採用された(厩舎入りの馬の場合、騎乗者の費用だけで済んだという)[4]。また日常で騎乗する場面はスタジオに脚立に板を載せて馬に見えるようにした台を用意し、そこに俳優を座らせて上半身のみを撮影する(背景は後でロケの画像を合成)手法を考案した[4]

例年、大河ドラマの出演者は成田山新勝寺の豆まきに参加する。しかし、新勝寺は将門を追討するために作られた寺であることもあり、本作の世界観と合わないという理由から、本作の出演者は豆まきに参加していない。

NHK大河ドラマ・ストーリー(NHK出版から刊行されるガイドブック)が発刊された初めての作品でもある。
反響

初回放送時の最高視聴率は30.1%、平均視聴率は24.0%。

本作では舞台となった茨城県笠間をはじめとした将門と由縁のある場所が観光地となり、日本放送出版協会(現・NHK出版)によるムック本は数多く売れた[4]春日太一はこれらを「大河ドラマは一つの番組枠にはとどまらない、大きな産業を生み出す源泉という役割を担うようになった」と評して、以降の作品に重要な影響を与えたとしている[4]
あらすじ

10世紀初頭、坂東の地に勢力を広げていた桓武平氏の一族、平良将の嫡子として生まれた小次郎将門は、官位を得るために上った。真面目すぎる将門は、賄賂が横行する慣れない都生活で、要領の良い従兄弟の平貞盛のように振舞えず、都の貴族社会に失望する。そうした中、藤原純友と出会う。官僚貴族らしくない純友の豪胆な振る舞いは、将門には魅力だった。一方、純友は内心、将門に坂東で反乱させ、東西で呼応して都を征服するために利用しようと思っていた。

猟官が不調に終わり、貴子をめぐる恋愛にも貞盛に敗れ、失意の中帰郷した将門は、坂東平氏一族の内紛に巻き込まれる。伯父の国香や良正、有力豪族の源護・扶父子らとの内紛を勝ち抜いていく過程で、次第に朝廷そのものへの叛乱の頭領として祭り上げられていく。やがて、坂東を制圧した将門は朝敵とされ、従兄弟の貞盛や、将門の少年時代のヒーローでもあった田原藤太との宿命の対決に向かう。


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