非拘束名簿式(ひこうそくめいぼしき)は選挙における比例代表制において比例名簿の順位を決めない方式のこと。
目次
1 概要
2 経緯
3 記録
3.1 最高得票当選者
3.2 最低得票当選者
3.3 最大得票落選者
4 関連項目
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日本では2001年の参議院議員通常選挙から採用されている。有権者は政党または立候補者に投票する。
メリットとしては有権者が好きな候補者を自由に選べる、比例代表制の導入により全国区制のような当選して取り過ぎて余った票(広義の死票)が少なくなるなどがある。デメリットとして個人への票が他者への票の横流しになる、事実上の全国区制の復活となり候補者の選挙費用の増大や全国的な知名度を持つタレント政治家の増加などが挙げられた。日本の非拘束名簿式の導入ではデメリットに関する報道が大きく取り上げられた。
2000年に久世公堯金融再生委員長が大手マンション会社から党費を肩代わりしてもらい、自民党比例名簿上位に登載して当選していたことが発覚。そのため、参議院選挙では比例名簿の順位を政党が決定権を持つ比例区における厳正拘束名簿式を非拘束名簿式に改正する動きが出てきた。野党は非拘束名簿式の導入は党利党略として反発。参議院では野党が委員会への名簿の提出を拒否する審議拒否に出た。
そのため、斎藤十朗参議院議長が野党の了承無く、議長権限で野党から委員を選出する。それでもなお、与野党間の対立が増したため、斎藤は比例改選定数において拘束名簿式と非拘束名簿式を半分にする混同案を斡旋案として提案。しかし、この提案には野党ばかりではなく、与党も難色を示した。斎藤は斡旋に失敗したため、議長を辞任。井上裕新議長の下、与党ペースで審議が進み、10月26日に可決成立した。
以下では日本の参議院選挙における記録を記載する。
年別の最高得票当選者回年1位2位3位4位5位
192001年舛添要一◎自民1588262山本香苗◎公明1287549木庭健太郎公明800563遠山清彦公明794445草川昭三公明699069
202004年浜四津敏子◎公明1822283弘友和夫公明996188谷合正明公明835983荒木清寛公明816115風間昶公明787886
212007年山本香苗公明1027546木庭健太郎公明706993山本博司公明619837遠山清彦公明612972渡辺孝男公明558197
最高得票当選者位名前選挙年政党得票数
1浜四津敏子◎2004年公明党1822283
2舛添要一◎2001年自民党1588262
3山本香苗◎2001年公明党1287549
4弘友和夫2004年公明党996188
5谷合正明2004年公明党835983
6荒木清寛2004年公明党816115
7木庭健太郎2001年公明党800563
8遠山清彦2001年公明党794445
9風間昶2001年公明党787886
10浮島智子2004年公明党773749
◎…個人名票だけで当選ラインに達した者
年別の最低得票当選者回年1位2位3位4位5位
192001年当初吉川春子共産26386井上哲士共産32485筆坂秀世共産40571大江康弘自由43801紙智子共産56999
最終小林美恵子共産21246吉川春子共産26386井上哲士共産32485筆坂秀世共産40571大江康弘自由43801
202004年鰐淵洋子公明17173浜田昌良公明33310大門実紀史共産73631仁比聡平共産73662小池晃共産105481
212007年当初山下芳生共産55913山本孝史民主67612大江康弘民主68973室井邦彦民主72544紙智子共産76878
途中山下芳生共産55913大石尚子民主59718山本孝史民主67612大江康弘民主68973室井邦彦民主72544
最低得票当選者位名前選挙年政党得票数
1鰐淵洋子2004年公明党17173
2小林美恵子※2001年共産党21246
3吉川春子2001年共産党26386
4井上哲士2001年共産党32485
5浜田昌良2004年公明党33310
6筆坂秀世2001年共産党40571
7大江康弘2001年自由党43801
8山下芳生2007年共産党55913
9紙智子2001年共産党56999