非常ブレーキ(ひじょうぶれーき Emergency Break)は、鉄道車両において事故など緊急を要するときなどに使用するブレーキのことである。列車の停車に最重点を置いており、常用ブレーキ以上のブレーキ力を設定しており、常用ブレーキの時と比べ乗り心地が悪くなるケースがある。
目次
1 使用する場合
2 非常ブレーキによる動作
3 特殊な非常ブレーキ
3.1 カーボランダム・ブレーキ
3.2 非常電制
4 参考文献
5 外部リンク
//
使用する場合
事故などによって緊急に停車しなければならない場合
折り返し駅などで、使用する運転台を変える場合
車両によっては常用最大や重なり位置などの場合もある
連結・解結時
この場合、運転規則などで非常ブレーキの使用が義務となっている場合が多い
非常ブレーキによる動作
ブレーキに電気と空気を併用している車両では、電気ブレーキを停止し、空気ブレーキを使用して停車させる。
緊急時に強力なブレーキ力が要求される路線を走行する車両の場合、非常ブレーキ時も電気ブレーキを作動させる場合がある。
自動空気ブレーキ(電磁直通ブレーキで、非常ブレーキのみ自動空気ブレーキとしている車両も含む)の車両では、ブレーキ管の圧力を0にすることで作動する。このとき、再びブレーキを緩めるには空気圧0のブレーキ管とブレーキ動作によって減圧した補助空気だめを加圧しなければならないため、緩解までに時間を要する。
電気指令式ブレーキの車両では、編成内に引き通してある非常ブレーキ指令用の信号線が切断させることで作動する。
箱根登山鉄道では、路線の特性上(日本最大の勾配差80‰を上り下りする)全車両にレール圧着ブレーキを装備している。これは、鉄より硬い炭化ケイ素片を台車に装備し、非常時にはこれを空気圧によってレールに押しつけることで制動力を確保する方式である。使用している材質の商品名から、同社では「カーボランダム・ブレーキ」と称している。使用した場合はレールが損傷する。
神戸電鉄では、5000系を除く全営業車に非常用の電気ブレーキを装備しており、同社では「非常電制」と呼称している。何らかの原因で非常空気ブレーキが作動しない、あるいは効果がない場合、1000系列の場合、マスコンを非常電制位置に投入すると、主抵抗器の一部を短絡して制動力を確保し、停止直前の速度まで減速する。なお、手動動作の1000系列以外の搭載車両は非常空気ブレーキ投入後、動作が認められない場合に自動で作動する。「異常時において残された最後のブレーキ」という位置づけで、過電流・過電圧保護装置を無視して作動するが、使用した場合は主電動機は破壊される。
ほぼ同様のブレーキは、国鉄EF63形電気機関車・大井川鐵道ED90形電気機関車にも装備されている。
外部リンク
⇒箱根登山電車の特色(オフィシャルサイト内)…カーボランダム・ブレーキについての記述がある。
などして下さる協力者を求めています(P:鉄道/PJ鉄道)。
などをして下さる協力者を求めています。
カテゴリ: 鉄道関連のスタブ項目 | 工学関連のスタブ | ブレーキ | 鉄道車両の制御方式
更新日時:2008年6月6日(金)13:02
取得日時:2008/08/21 17:20