陶磁器(とうじき)は、土を練り固め焼いて作ったものの総称。やきもの。セラミックの一種で、畿内より東では瀬戸物(せともの)と呼ばれ、中国、四国以西では唐津物(からつもの)とも呼ばれる。焼き方や用途や生産地などから数多く分類される。瀬戸物57万枚を使用した天水皿(愛知万博瀬戸会場で展示)(磁器)写真は、1873年の万博に、出品されたもの
目次
1 分類
1.1 土器
1.2 ?器
1.3 陶器
1.4 磁器
2 日本の陶磁器生産
2.1 日本の主な陶磁器産地
2.2 日本の主な陶磁器企業若しくはブランド
3 世界の主な陶磁器産地若しくはブランド
3.1 アジア
3.2 ヨーロッパ
3.3 アメリカ
4 陶磁器の公募展
5 関連項目
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粘土を窯を使わず、野焼きの状態で700〜900℃の温度で焼いたもの。釉薬(うわぐすり、またはゆうやく)はつけないが、彩色されているものを土器と呼ぶことがあり、その場合は、その彩色具を釉薬としないことを前提としている。歴史的には陶磁器の前身にあたる。素焼きのやきもの。
詳しくは土器を参照。
せっきと読む。英語の"Stone ware"の訳語という。窯を使い、焼成温度は1200〜1300℃。「焼き締め」ともいう。施釉はしないが焼成において自然釉がかかるものがある。また焼成において火襷(ひだすき)、牡丹餅などの模様が偶然(ときとして作為的)に現れることがある。原料に珪酸、鉄を多く含んでいるため、赤褐色か黒褐色をしている。軽く打つと澄んだ音がする。吸水性はほとんどない。代表例は備前焼や常滑焼など。 古墳時代に朝鮮半島からもたらされた登り窯を用いて焼成する須恵器が起源。ただし常滑、萬古焼古の朱泥、紫泥は別系統で中国の宜興が元である。またウェッジウッドの「ジャスパーウェア」、ブラックバサルト、ロッソアンティコなどの「ストーンウェア」も?器である。
詳しくは?器を参照。
カオリナイト(カオリン)やモンモリロナイトを多く含んだ粘土を原料とし、窯で1100〜1300℃の温度で焼いたもの。釉薬を用いる。透光性はないが、吸水性がある。厚手で重く、叩いたときの音も鈍い。粗陶器と精陶器に分けられる。瀬戸焼、伊賀焼や大谷焼、ヨーロッパではマヨリカとそれから発展したファイアンス陶器、ウェッジウッドのクリームウェア、クイーンズウェア等硬質陶器、ハフナー陶器などで知られている。
磁器は半透光性で、吸水性がない。また、陶磁器の中では最も硬く、軽く弾くと金属音がする。粘土質物や石英、長石を原料として1300℃程度で焼成するが、焼成温度や原料によって軟質磁器と硬質磁器に分けられる。日本の主な磁器として有田焼(伊万里焼)や九谷焼などがある。英語では、産地名をつけた場合は、陶磁器共通に(産地名)+wareと言うが、磁器自体を指す場合は、porcelainという。単に china ということもある。
詳しくは磁器を参照。
日本の主な陶磁器産地
小久慈焼(岩手県)
堤焼(宮城県)
楢岡焼(秋田県)
平清水焼(山形県)
会津本郷焼(福島県)
大堀相馬焼(福島県)
益子焼(栃木県)
笠間焼(茨城県)
志戸呂焼(静岡県) 遠州七窯の一つ