除湿剤(じょしつざい)とは、湿気を防止するための薬剤。部屋や棚などの湿気を取り除くためのものとお菓子や乾物などの食品に湿気が付くのを防止するためのものがあり、一般的に除湿剤といえば前者を指し、後者は乾燥剤と呼ばれることが多い。
ここでは空間の湿気を取り除く家庭用除湿剤について述べる(後者については乾燥剤を参照)。
目次
1 原料の特徴と使用方法
2 形状
3 注意点
4 廃液の処理
5 主な除湿剤製品
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原料は固形塩化カルシウムであり、水分を吸収すると液状になる潮解性を活用したものである。主な用途は押し入れやクローゼット、靴箱における除湿で、密閉空間で利用することで効果を発揮する。反面、部屋などの広い空間だと吸収量に限界があるため、さほど効果を発揮できず、この場合は除湿機などを使う方が適切である。特殊な使い道としては暖房器具使用における部分的な結露予防がある。また、設置する個数が多いほど効果を発揮するので、除湿を徹底させたい場合は設置する個数を増やせばよい。
除湿剤で最も一般的なのは、押し入れ・クローゼットなどある程度の容積を持った収納空間に用いられるタンクタイプと呼ばれるもので、白色粒状の固形塩化カルシウムを2層式のプラスチック容器に封入した構造を持つ。使用法は蓋を開けて、除湿が必要な場所に設置しておくだけである(ただし、透湿フィルムの部分をはがしてはいけない。使用後の水溶液が漏れるおそれがある)。容器一個あたりの容量は350ml?650mlで、使用していくと、塩化カルシウムが空気中の水分によって溶解していき、水溶液が溜まっていく。
その他に普及しているものにはシートタイプがある。これは塩化カルシウムをゲル化させていくもので、液漏れの心配は少ない。また、場所を取らない利点を生かし、防虫剤(ピレスロイド系)の成分を合わせた商品が多い。
除湿剤における最大の注意点は「使用後における水溶液の処理」である。
この水溶液は塩化物イオンによる腐食性があり、特に衣類に付いた場合は、シミやべたつきがいつまでも残るなどといった著しい損傷が見られる。また、皮膚に付着した場合は、放っておくと火傷するため、直ちに石鹸で洗い流す必要がある。
目に入った場合は15分以上流水で洗い流す。
誤飲の場合、目立った毒性はないが牛乳や水を飲ませ、様子を見るのが正しい対処法で、服用量が多い場合は医師への相談も必要である。
使用済み除湿剤の廃液は再使用できない。植物にかけると枯死させてしまうので、普通の水と同じように考えてはいけない。また、金属を錆び付かせてしまう危険があるため、下水に流すときは大量の流水と一緒に流す必要がある。融雪剤と同じ原料であるので、融雪に使うこともできるが、皮膚や衣服に付着した場合の危険性を考えると、決して望ましい再利用法ではない。
主な除湿剤製品
ドライペット(エステー)
水とりぞうさん(オカモト) - 2004年にトクヤマ子会社から商標譲受。
ドライ&ドライUP(白元)
激乾(フマキラー) - 発売当初の商品名は「ザ・乾燥」。
私の出番(石井化薬)
など カテゴリ: 日用品
更新日時:2008年3月11日(火)18:36
取得日時:2008/11/18 19:41