限定受信システム(げんていじゅしんしすてむ)は、デジタル放送のコンテンツ管理方法の一つ。コンディショナルアクセスシステム(CAS:Conditional Access System)とも言う。
CASプラットフォームは暗号化技術により契約者以外の視聴を防止するサーバ型放送の核となる技術でもある。
目次
1 B-CAS
2 C-CAS
2.1 統合デジタルCATVシステムとの関係
3 スカイパーフェクTV!
4 パソコンでの限定受信システム
5 1セグメント放送の場合
6 脚注
7 関連項目
8 外部リンク
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詳細はB-CASを参照
日本におけるBSデジタル放送・地上デジタル放送・110度CSデジタル放送のCASとしてはB-CASがある。
日本におけるデジタル化ケーブルテレビ(デジタルケーブルテレビ)のCASとしてはC-CASがある。
デジタルケーブルテレビの視聴(B-CASカードの対象となる、BSデジタル放送、地上デジタル放送および東経110度CSデジタル放送の再放送を除く)には、C-CASカードが使用される。C-CASカードはICカードであり、チューナー(セットトップボックス)に挿入すると番組サービスを視聴できる仕組みになっている。
また、PPVに対応しているシステムでは、C-CASにより課金管理も行われている。
また、C-CASによりコピー制御(コピーワンス等)を行っているシステムでは、B-CASと同様に、その放送の録画に対して、コピー制御により様々な制限が掛かる場合がある。B-CASの項、DVDレコーダー#DVDレコーダーとコピー制御の関係の項などを参照。
C-CASカードの運用業務は「有限責任中間法人日本ケーブルキャスセンター」が行っている。
C-CASの仕様には松下電器産業、パイオニア、日立製作所の3つがあり、メーカー間での互換性確保が課題になっている。
統合デジタルCATVシステムについてはケーブルテレビ#デジタルケーブルテレビを参照
なお、B-CASとC-CASは直接の関連性は無く、デジタルケーブルテレビにおいて再放送される各種デジタル放送[1]の視聴には、B-CASカードが別途必要である。
また、当該デジタル放送のチューナーとして一般市販のパススルー方式の物でなくケーブルテレビ提供の物を使用する場合においてはB-CASカードも一般のカードではなくデジタルケーブルテレビ専用のB-CASカードが使われる[2]。統合デジタルCATVシステムでは「デジタルケーブルテレビ専用のB-CASカード」および「C-CASカード」の2枚のCASカードを使用する物が多い。
スカイパーフェクTV!のサービスでも視聴制御用にICカードが使われ、「スカイパーフェクカード」または「パーフェクカード」がある。ペイ・パー・ビューの視聴制御にも使われる。
パソコンにチューナー機能を装備して、地上デジタルテレビジョン放送を受信する場合の限定受信システムについては、以下の様な諸事情がある。
近年、ブロードバンドの普及や映像圧縮技術の進歩により、テレビ視聴・録画機能を持ったパソコンで録画した映像がインターネットで不法に送信されることが増えたことから、これを防止する理由で日本においては受信機器にコピーワンス規制とB-CASカードによる認証が導入された。
これにより、地上デジタルテレビジョン放送の視聴や録画、再生には機器に添付されるB-CASカードを機器にセットして認証を行う必要があり、さらに録画した内容は「ムーブ」と呼ばれる移動のみ可能で、複数の外部メディアへの書き込みを抑制する仕組みとなっている。
これに加え、これらを徹底する趣旨からPCIやUSB、DVI等、ユーザーがアクセスできる汎用バスやインターフェースを平文の映像データが通過しないこともB-CASカード発行の条件としている。
ただし、これまでオープンアーキテクチャの元で進化してきたインターフェースやアーキテクチャが基本となっているパソコンで実現するには、これらの根本的な変革が必要であるため、2005年12月31日までの経過措置として、解像度をSD相当に制限し、スクランブルを掛けて、録画されたパソコン(あるいは拡張ボード)以外で再生できないように認証するという条件付で平文の映像データが汎用バスを通過する機器にもB-CASカードを発行しており、これに対応した機器が国内メーカーより販売されている。
しかし、日本国外を中心としたパソコンを構成する各コンポーネントを製造している企業にとっては以下の理由からB-CASカード対応には消極的な姿勢をとっている。