阿弥陀池
優m●xiに飽きた貴方に
[モバコミ]は誰でも会える

[Wikipedia|▼Menu]
この項目では落語の演目について記述しています。新聞において出来事などを伝えるものについては記事をご覧ください。

新聞記事(しんぶんきじ)は古典落語の演目の一つ。もともとは『阿弥陀ヶ池』という上方落語で、昭和初期に初代昔々亭桃太郎が改作した上で東京に移植した。

主な演者として、4代目柳亭痴楽3代目三遊亭圓歌などがいる。

注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
目次

1 あらすじ

1.1 前編

1.2 後編


2 上方版・「阿弥陀ヶ池」

2.1 あらすじ


3 トリヴィア

//


あらすじ


前編

岩田の隠居がお茶を飲んでいると、そこへ馴染みの熊五郎がやってくる。

しばらく茶飲み話をするうち、隠居が突然こんな事をいった。

「お前さん、日ごろから新聞は読むかい?」
「読まなくても、大抵のことはわかりますよ!」
「そうかい…」

ここで隠居、急に声のトーンが下がった。

「実はな、向こう横丁にある、【天ぷら屋の竹さん】の所に泥棒が入ったんだよ…」

竹さんが寝ていると、枕元でガサガサと物音がした。慌てて電気をつけると、そこに居たのは【身の丈六尺】はあろうという大男!

「そいつが出刃包丁を突きつけてな、『金を出せ!』って脅すんだよ…」

素直に観念すればいいのだが、竹さん、なまじ剣術の心得があるものだから、護身用の樫の棒を取るとピタリと正眼に構えた。
泥棒は逆上して、ドーンと突いてくる。竹さん、ヒラリと【体】をかわして馬乗りになり、泥棒を縛ろうと…。

「その途端、泥棒が隠し持っていた【バリソン】で胸元をグサッ! 竹さん、後ろに倒れて一巻の終わりだ」

家は右往左往の大騒ぎで、そのすきに泥棒は逃げ出した。
しかし、悪いことはできないもので、五分たつかたたないうちにアゲられたのだという。

「凄い事になりましたね。しかし、よく犯人がすぐに捕まったものだ…」
「捕まる筈だよ。【入った家が、天ぷら屋】…」

何のことはない、落とし噺でからかわれただけ…。

実はこの隠居、日ごろから熊さんが『世に知らぬ物なし』と威張っているので、一つ懲らしめてやろうと待ち構えていたのだ。


後編

熊五郎、これを聞いてすっかり感心し、自分もやってみたくなった。
早速知り合いの家に飛び込み、「天ぷら屋の竹が殺されたよ」とやってみるが、そこへ本人が出てきて大騒ぎ。

懲りずにもう一人のところへ上がり込み、強引に殺人事件を吹きまくった。
しかし、話していくうちに、ところどころおかしくなっていき…。

泥棒の身の丈が一尺六寸になったり、出刃包丁が出てこないで肥後守になったり。

挙句の果てには、『竹さんがヒラリと体をかわした』のタイが思い出せなくなり、連想ゲームまでやってのける。

【 神田明神恵比寿様→釣竿→釣り針→魚→ 】

「で、竹さんはその【タイ】をかわして馬乗りになり、泥棒を縛ろうとした。その途端、泥棒が隠し持っていた【バーサン】で…」
「それ、『バリソン』の事か?」
「そうそう…って、『バリソン』って何のことだ?」
「知らずに言っていたのか? バタフライナイフの事さ」
「そのナイフで胸元をグサッ! 竹さん、後ろに倒れて一巻の終わりだ」

ようやく最後の『五分たつかたたないうちに…』というところまで行き着いたが、肝心の「あげられた」が出てこない。
四苦八苦していると、向こうが先に「アゲられただろ。天ぷら屋だからな」とやってしまった。

「この野郎! それが言いたくて、わざわざ連想ゲームまでしたのに…」
「知るかよ。ところでおめえ、その話の続きを知ってるかい?」
「え?」
「竹さんのかみさんが、『もう二度と亭主は持たない』とになったんだ」
「どうして?」
「もとが天ぷら屋のかみさん。すぐに、衣を着けたんだ」


上方版・「阿弥陀ヶ池」

桂文屋が創作したネタで当時は新作和光寺の題で演じていた。後に初代桂春團治が阿弥陀ヶ池として現在のスタンダードな演じ方に変わった。

主な演者として、3代目桂米朝2代目桂枝雀桂坊枝などがいる。


あらすじ

アホが隠居に「新聞読みや。」と諭される。

「そんなもン。わたい新聞読まいでも世ン中のこと知ってるわ。」とアホが意地を張るので、

「ほんなら、お前和光寺知ってるか。」

「知りまへん。」

「ほれ、この前松島の帰り夜店ひやかしたやろ。」

「ああ、それやったら堀江の阿弥陀ケ池ちゃいますか。」

「そうや。ホンマの名は和光寺、阿弥陀ヶ池は境内にある池の名前で、尼寺や。」

「尼寺て何でやす。」

「女の坊ンさんを尼さんという。その尼さんがいなさるよって尼寺じゃ。」

「ははあ。ほたら男の坊ンさんは西宮か。」

「これ、神戸行きの電車乗ってンのやないで。・・・その和光寺にこの前、賊が入ったの知ってるか。」

「へ!?わたいそんなん知りまへんがな。」

「ほら見て見イ。新聞にちゃんと書いたある。せやから、新聞読まなあかんのや。」と話をし出す。 戦争未亡人の尼さん。忍んで来る泥棒が偶然夫の元部下で、それが分かって許しを請うと…。

「おまえが来たのも仏教の輪廻。誰かが行けと教えたのであろう」
「へぇ、阿弥陀が行け言いました」

「もし、それ何でんねん。」

「これは、噺家がしゃべっていたんや。(初代春團治は「曽我廼家の喜劇や」と演じていた。)」

「もし、あんじょう言うてエな。」

「せやから、新聞読まなあかんのじゃ。こうして騙されるねん。もし、あんた嘘言うたらあかん。そんなこと新聞に載ってまへんがな。と言えるやろが。」

と、こんな調子で、尼寺がある場所と説明された、阿弥陀ヶ池のほとりと掛けた洒落話で隠居に騙されてしまった。

その後、『米屋が…』という東京版と同じような与太話を聞き、知り合いの家で実践してみることに。

だが、しどろもどろで一向にうまくいかない。

「賊がなあ。おやっさんのシンネコついたんや。」

「なんやねん。そのシンネコて。」

「いや・・・そやあらへん。シントラでもなし、シンサルでもなし・・・ああ。お前、鼻の長いの知ってるか。」

「何じゃイ。藪から棒に。鼻の長いのなら天狗さんじゃろ。」

「シンテング・・・こら、ちゃうわ。いいえな。それ、もっと、あの動物園におる。」

「あんじょう物言え。そら、象やろが。」

「ああ。そうそう。シンゾウ。心臓。オオシンゾ。(おお、しんど)」

「な、あほなこと言いなや。」

これではならじと、隣町の友人宅にまで出かけてこの一件を話す。


モバゲーを超えたコミュ!
[モバコミ]なら会えるさ

[次ページ]
[オプション/リンク一覧]
[記事の検索]
[この項目を更新]
[おまかせ表示]
[トップページ]
[ニュースをチェック!]
[列車運行情報]
Size:9290 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki