銀玉鉄砲
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銀玉鉄砲(ぎんだまでっぽう)は、遊戯銃の一種である。スプリングガン・ストライカーガンとも呼ばれる。
目次

1 概要

1.1 構造

1.2 遊び方


2 銀玉鉄砲とエアソフトガンの関係

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概要

装てんした銀玉を、ばねの力で前進するストライカーによって叩き、発射する機構をもつ。この機構を、銃器雑誌「月刊Gun」では「ストライカー方式」と呼んでいる。ばねを押し縮める動作を引き金と連動させた、実銃でいうダブルアクションに相当するものは、連続して発射することができる反面、引き金の引きが重くなりがちであるが、初期のものを除けば、ほとんどがこのタイプである。

これらは主に駄菓子屋や玩具店で販売され、また縁日露店でも販売されていた。小学校低?中学年向けで威力は弱く、至近距離でも新聞紙一枚射抜けなかったほどである。1980年代頃までは、児童らが盛んにお互いを撃ち合ったりして遊ぶのに用いられていた。


構造

引き金を引くと内部のストライカーが後退し、ストライカーが一定範囲以上に後退すると、弾丸となる銀玉の入っているチャンバー内から一個の銀玉が銃身内に落下、ストライカーが完全に後退しきった所でフックが外れ、ストライカーがバネの力で勢いよく前進して銀玉を押し出し、発射する。

チャンバーには10?30発程度の銀玉を入れることが出来た。なお人を狙うことができる射程は精々5m未満であった。

モデルとなるピストルには、コルト・ガバメントワルサーP38があった。この辺りはルパン三世の影響も挙げられるが、これらは小学校低学年の児童の手に馴染むサイズに縮小化されていた。他にもオリジナルの形状をしたものも見られ、形状はリボルバーだが上部にドラムマガジンが付いているなど構造的には自動拳銃のようなものもあったが、児童らはあまりモデルとなった拳銃には興味を示さずに、各々が様々なところから買ってきた銀玉鉄砲で遊んでいた。

銀玉は、石膏や土(粘土)のようなものを丸めて直径5mm程度にして、表面を銀に着色してある。また1970年代には緑色をしたプラスチック製の円盤を発射する製品もあったが、玉がやや高価であったことから、当時の児童の財布事情もあって、あまり普及しなかった。1980年代初頭から、弾丸にエアソフトガンと同じものを使用するモデルも登場してきている。初期のツヅミ弾時代のものは、銀玉鉄砲としては弾が特殊すぎ、またエアソフトガン並のリアルな造型を追求した物であった事から高価であったため、ほとんど普及しなかった(後述)。

銀玉は先に述べたように土を圧搾して固めてあるだけの物であるため、今日のBB弾のように何年も残ったりせず、雨に打たれたり踏み潰されたりすれば数日程度で自然に風化するようなものだった。


遊び方

サバイバルゲーマーの中には、幼少のころに銀玉鉄砲に夢中になった者が多いという説がある。

ただし当時の児童の遊びの中では、現在のサバイバルゲームに見られるような明確なルールは無く、「当たったら死んだふりして10数える」というような簡単なルールで遊ばれていた。これらはチャンバラごっこの延長のような遊びであった。


銀玉鉄砲とエアソフトガンの関係

銀玉鉄砲は、小学生低学年がお小遣いを貯めるなどして買えるものとして、1970年代頃でも概ね300?500円程度でしかなく、造型のリアルな、あるいは「かっこいいギミック(火薬で音が鳴るなど)」がある高級タイプでも1000円前後であった。逆にエアソフトガンは、児童らにはお年玉を何年か貯めでもしないと、とても手の届かない価格であった。この当時の小学校低学年の児童らは、月に1000円の小遣いを貰ってるなどと言ったら、お大尽だったのである。

1980年代中盤ごろまで、銀玉鉄砲にはエアソフトガンと同等の外観を持つ1900円クラスの高級モデルが存在した。ハンドガンタイプのエアコッキングガンが5000円程度であった当時、「弾丸を発射する安価な遊戯銃」としてエアソフトガンと肩を並べていたが、その後東京マルイの通称「1900円シリーズ」等、1990年代よりの安価なエアコッキングガンの登場により、それらより命中精度で劣る高級銀玉鉄砲は姿を消すこととなった。

またその後、韓国製等外国産の安価なエアソフトガンが銀玉鉄砲と同じぐらいの価格で販売されたこともあり、また児童の経済事情は少子化にも伴って、児童一人当たりのお小遣い増加と、遊びがテレビゲームなどのインドア傾向が強まったなど、様々な事情に絡み、銀玉鉄砲自体を見かける事は少なくなった。 ただし、銀玉鉄砲の生産は未だ継続されている。もともとの使用弾である銀玉は既に製造されていないため、使用弾はBB弾に変わり100円ショップや縁日の屋台などで見受けられる。多くは中国製で、日本製は非常に希少な存在となっている。 カテゴリ: 遊戯銃 | 子供の遊び

更新日時:2008年7月30日(水)15:08
取得日時:2008/10/06 21:47


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki