鉄道車両
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鉄道車両(てつどうしゃりょう、英語: Rolling Stock)は線路の上を走行する車両である。日本の鉄道車両の一例
新幹線0系ヨーロッパの鉄道車両の一例
ユーロスター クラス 373/TGV TMST
目次

1 概要

2 車種による分類

2.1 旅客車

2.1.1 電車

2.1.2 気動車

2.1.3 客車


2.2 機関車

2.2.1 蒸気機関車

2.2.2 電気機関車

2.2.3 内燃機関車


2.3 貨車

2.4 事業用車


3 設備による分類

3.1 旅客車の設備分類

3.1.1 座席車

3.1.2 寝台車

3.1.3 食堂車

3.1.4 郵便車・荷物車

3.1.5 その他の特殊な旅客車

3.1.6 合造車


3.2 貨車の設備分類

3.2.1 有蓋車

3.2.2 無蓋車

3.2.3 その他の貨車


3.3 事業用車の設備分類

3.3.1 事業用客車

3.3.2 事業用貨車



4 用途による分類

4.1 旅客車の用途分類

4.1.1 特急・急行用旅客車

4.1.2 近郊用旅客車

4.1.3 通勤用旅客車

4.1.4 団体用旅客車


4.2 機関車の用途分類

4.3 貨車の用途分類

4.3.1 一般用貨車

4.3.2 専用貨車

4.3.3 コンテナ貨車



5 動力集中方式と動力分散方式

6 構造

6.1 車体

6.1.1 台枠

6.1.2 妻構

6.1.3 側構

6.1.4 屋根構

6.1.5 運転席

6.1.6 扉

6.1.7 窓

6.1.8 座席

6.1.9 照明

6.1.10 空調装置

6.1.11 トイレ

6.1.12 連結器

6.1.13 貫通路


6.2 走り装置

6.2.1 輪軸

6.2.2 軸受

6.2.3 軸箱支持装置

6.2.4 台車枠

6.2.5 車体支持装置

6.2.6 駆動装置

6.2.7 基礎ブレーキ装置

6.2.8 特殊な台車

6.2.8.1 振り子台車

6.2.8.2 自己操舵台車



6.3 動力機構

6.3.1 電気車

6.3.2 内燃動車



7 歴史

7.1 鉄道車両のはじまり

7.2 蒸気機関車の発明

7.3 初期の客車と貨車

7.4 アメリカの鉄道

7.5 蒸気機関車技術の発展

7.6 客車の発展

7.7 ブレーキと連結器

7.8 電気鉄道の発明

7.9 内燃動車の開発

7.10 無煙化

7.11 動力分散と高速鉄道


8 鉄道車両の形式・車号呼称

9 編成

10 製造から廃車解体まで

10.1 企画

10.2 設計

10.3 製造

10.4 輸送

10.5 試運転と訓練

10.6 運用

10.7 転属

10.8 改造

10.9 廃車・解体


11 鉄道車両工業

12 脚注

13 参考文献

14 関連項目

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概要

鉄道車両は、線路の上を走行し鉄道列車を運行するために用いられる車両である。線路に沿ってのみ運行することができるという点が、自動車など他の陸上交通の車両と異なっている点である。

また、他の交通機関と異なる大きな特徴として、双方向に同じように走ることができるという点が挙げられる。通常の航空機は飛行中に後退することができない。また多くのや自動車では後退時の性能は前進時に比べて制限されており、基本的には向きを変えて常に前進で使用されることが前提である。これに対して鉄道車両は、どちらの向きにも同様に走ることができ、最高速度を出すことができる。双方向に同様に性能を発揮しなければならないという条件は設計上の強い制約となっており、鉄道車両の前後対称に近い形にも影響している。

鉄道車両は、動力の有無、搭載するのが旅客か貨物か、動力の配置の仕方などで様々に分類され、また設備や用途による分類もある。一般的な旅客を乗せて走行する車両から、保線作業などに用いられる裏方的な車両まで様々なものがある。

国により鉄道に関連する法規は異なっているため鉄道車両の厳密な定義はできないが、本線を列車として走行することのない作業用の車両などは正式な鉄道車両に分類されていないことがある。路面電車のような軽軌道も本格的な鉄道と区別されていることがある。製鉄所などに見られる工場構内の専用鉄道の車両や土木工事現場において線路を仮設して運行するトロッコ遊園地における遊戯用の車両なども、線路によって走行するという意味で広義の鉄道車両と言えるが、法規上の鉄道として分類されていることはあまりない。さらに将来に向けた研究開発目的で製作され運転されている磁気浮上式鉄道のように、将来的には正式な鉄道として開業し、鉄道車両として登録される可能性があるが、現時点では一般に公開されておらず法規上の鉄道ではないという例もある。

この項目では、一般に公開されて旅客や貨物の輸送を行う鉄道で用いられている鉄道車両について説明する。


車種による分類

鉄道車両は、大きく分けると旅客車機関車貨車の3つに分類することができる。またこれ以外に事業用車を分類することもある。事業用車を分類する場合は、前3者は営業目的で用いられる車両であるので営業車として分類できる。


旅客車

詳細は旅客車を参照

旅客車は、鉄道車両のうち主に乗客を乗せるための車両である。動力を有している車両と有していない車両がある。どちらの車両でも、接客のための設備はおおむね共通した構造を有している。動力集中方式に分類される旅客車として客車が、動力分散方式に分類される旅客車として電車気動車が存在する。

郵便物を輸送する郵便車や、乗客の手荷物を輸送する鉄道手荷物輸送(チッキ)において荷物を搭載するための荷物車は、貨物を載せているようであるが旅客列車に連結して輸送されることが多く、一般に旅客車として分類されている。


電車

詳細は電車を参照スイス国鉄RABDe500形電車

電車は、動力分散方式の旅客車のうち、電力によってモーターを回して走行する車両である。モーターによって走行する動力車(電動車)と、自力では走行できずに電動車に牽引・推進されることで走行する付随車が存在する。電車の付随車は、動力を有しない旅客を乗せるための車両という点で客車と変わらないようであるが、電車として統一した編成を組んで走行するためのブレーキ装置やその他の補助動力装置などが搭載されており、同一ではない。ただし鉄道事業者によっては電車の付随車を客車に分類していることもある。

搭載している電池の電力によって走行する方式も電車であるが、鉄道においては外部から電力を供給することが他の交通機関と比較して容易であること、走行に必要な大量の電力を貯蔵できる電池が実用的でないことなどから、架線第三軌条など線路に設置された給電設備から電力の供給を受けて走行することが一般的である。一方、搭載している熱機関によって発電してその電力でモーターを駆動する方式は、気動車に分類されている。

電車は、運転が容易で機動性に富み、保守がしやすいといった特徴があり、現代の軌道系の都市交通で用いられる鉄道車両として主たる地位を占めている。特に路面電車地下鉄で用いられる車両はほとんどが電車となっている。幹線を運行する長距離列車についても、ヨーロッパ日本を中心に電車による列車が多数運行されている。

日本語では、しばしば電車という言葉が鉄道車両、あるいは鉄道の列車そのものを指す用語として用いられている。


気動車

詳細は気動車を参照イギリス国鉄クラス221気動車

気動車は、動力分散方式の旅客車のうち、熱機関を搭載してその動力により走行する車両である。外燃機関である蒸気機関を動力とする車両は蒸気動車と呼ばれ、それ以外の内燃機関で走行する気動車を区別する時は内燃動車と称する。内燃動車において用いられる機関としてはディーゼルエンジンガソリンエンジンガスタービンエンジンなどがある。



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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki