鉄道の車両愛称(てつどうのしゃりょうあいしょう)では、鉄道車両に付けられる愛称について記す。
類似のものとしては、船舶やバス、航空機にも愛称が付けられる場合がある。→後述
目次
1 概要
2 愛称の例
2.1 国鉄時代の車両
2.2 JR化後
2.3 私鉄
2.3.1 形式別車両愛称
2.4 イタリアの例
3 その他
4 関連項目
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鉄道車両においては個々に車両番号が振られ、それらを種類ごとにまとめて整理するために車両形式が設けられているが、それとは別に愛称で呼ばれることがある。
鉄道事業者が、公式に利用者へ親しみを持ってもらうために公募などの方法を用いて定めたものもあるが、中には独自に鉄道ファンなどの間においてつけられ、そのまま定着してしまったものも存在する(川島令三が付けた近鉄12400系電車の「サニーカー」など)。
また、鉄道路線・列車(営業用の線路上を走行している鉄道車両)に付けられる愛称と全く同一になっているもの(湘南電車やソニックなど)や、誤って混同されているものも存在する。
国鉄時代の車両
キハ55系気動車 - 「日光形気動車」
キハ80系気動車 - 「はつかり形気動車」(キハ81系)・「白鳥形気動車」(キハ82系)
151系電車 - 「こだま形電車」
153系電車 - 「東海形電車」
157系電車 - 「日光形電車」(冷房改造後は「ひびき形電車」とも)
581系・583系電車 - 「月光形電車」
上記は、最初にその車両を用いて設定された列車名や、その形式を用いて運転された代表列車の名前を取って、鉄道ファンが呼ぶようになったものとされるが、国鉄部内でもよく使用された。485系・キハ58系など、その車両形式を使用して運転される列車が極めて多種に及ぶようになり、代表列車といえるものがないものが多くなったことから、583系辺りを最後にこの呼び方は廃れた。
JR発足後は、優等列車ごとに独自の車両形式が製造されることが多くなっているため、列車の愛称で車両そのものを呼ぶことも結構ある。車両そのものに独自の愛称が付けられるのは、その形式を用いて運行される列車が複数存在する場合である事が多い(255系の「房総ビューエクスプレス」など)。
また、同一系統の列車に複数の形式が用いられる場合、車両の愛称を列車愛称に冠して区分するケースも見られる。
ジョイフルトレインなどの場合は、先に車両愛称が定められ、それがそのまま列車愛称に採用されたことも多い。
私鉄においても、車両独自に愛称が付けられる場合がまま見られるが、JRの場合と同様のケースによるものが多い(東武100系電車の「スペーシア」など)。
また近畿日本鉄道(近鉄)や名古屋鉄道(名鉄)など、そもそも列車ごとの愛称が存在しないために、代わりに車両の愛称を用いて乗客へのアピールとしているケースもある(「ビスタカー」や「パノラマカー」など)。
個々の車両に愛称名が付けられた例としては、広島電鉄1900形電車(元京都市電)の各車両ごとに「嵐山」や「銀閣」など、京都の名所や風物などにちなんだ愛称名が付けられたが、この類例は少ない。
私鉄における公式の形式別車両愛称会社名車両形式愛称備考
東武鉄道100系電車スペーシア詳細はスペーシア・ロマンスカー#東武鉄道を参照されたい。公募による
1720系電車DRC(デラックスロマンスカー)1700系電車の車両改修に際して、1720系1700・1710号編成として1720系と改修。
1800系電車「りょうもう」使用期間による。伊勢崎線系統急行→特急専用車両の愛称として使用。りょうもうも参照されたい。
200・250系電車
小田急電鉄(初代)3000形SE(スーパーエクスプレス)→SSE(ショートスーパーエクスプレス)小田急ロマンスカーを参照されたいが、特急形車両専従車両にのみ愛称を与えている「SSE」は「あさぎり」充当に伴う短編成改造時より使用
3100形電車NSE(ニュースーパーエクスプレス)
7000形電車LSE(ラグジュアリィスーパーエクスプレス)