金融(きんゆう,finance)とは、資金余剰者から資金不足者へ資金を融通すること。
金融を事業として行っている企業や団体として、銀行や証券会社、保険会社などがあり、総称として金融業(金融機関)と呼ばれる。空間上のお金の流れを指す為替に対する概念として、時間上のお金の流れを指す場合がある。
目次
1 概要
2 金融ビッグバン
3 学問としての金融理論の概要
4 個人金融理論
5 企業金融理論
5.1 資本調達
5.1.1 資本調達の手法
5.1.1.1 資本市場からの調達
5.1.1.2 金融市場からの調達
5.1.2 借入資本による調達
5.1.3 株主資本による調達
5.1.4 借入資本と株主資本の違い
5.1.5 固定資本と運転資本の違い
5.2 短期金融資産の管理と運用
5.2.1 与信(売掛債権)
5.2.1.1 与信取引のメリット
5.2.1.2 与信取引のデメリット
5.2.1.3 与信の形式
5.2.1.4 与信に影響を及ぼす要素
5.2.1.5 与信の回収
5.2.1.6 有効な与信管理のメリット
5.2.1.7 取引信用度の情報筋
5.2.1.8 与信業務を行う部署の役割
6 関連項目
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金融は金銭の融通を意味する。様々な経済活動の結果、資金が不足する者と資金が余る者とが発生するが、その両者を結び、資金が必要とされるところへ配分させる機能がある。
資金不足とは、経営状態が悪化したためではなく、投資活動の結果起きるものを指す。融通された資金は何らかの形で貸し手へ利益をもたらすことが前提とされる。
金融は貸手と借手の関係から以下の2つに大別される。
直接金融
株式
債券
間接金融
銀行借入
また、同様に借手の調達方法で以下のようにも分類される。
自己資本
出資(株式など)
他人資本
融資(銀行借入など)
債券
資金を拠出した側の利益は金利、配当が代表的である。これに関連して、株式のキャピタルゲインなど派生的な利益がある。また、金融を仲介した者は、利ざやや手数料などを得る。
また、これらの軸となる資金融通に関連して、株式や債券、デリバティブの取引があり、これも金融に含まれる。
広義では、政府や企業、個人、組織などの経済主体がお金を調達し予算を配分し使用することによって生じるお金の流れ全体のことを金融と呼ぶ。そのため、金融業だけでなく政府に関連する財政、事業会社の活動、個人の家計も金融の一部である。
金融は、お金の「調達」、「配分」、「投資」/「融資」という3つの活動に分けて捉えられている。
1980年代、イギリスではサッチャー政権により、ビッグバンと呼ばれる大規模な金融規制緩和が行われた。これにより、ロンドン・シティには外資系金融機関が進出。イギリスの金融機関は厳しい競争に見舞われることとなった。買収・合併によりイギリスの金融機関はきわめて少数となり、シティは外国勢による取引所と化した(ウィンブルドン現象)。
日本では、1996年に橋本龍太郎首相の指示により、日本の金融市場を2001年までにニューヨーク、ロンドンとならぶ国際金融市場として再生させるための金融システム改革が行われた。これを、日本版金融ビッグバンと呼び、フリー、フェア、グローバルの3原則が採用された。
この改革により、日本の金融市場は急速にオープンで競争的になり、いまや証券仲介手数料などは世界で最も低コストのクラスになっている。