『酋長の娘』(しゅうちょうのむすめ)は、日本の演歌師である石田一松(1902年 - 1956年)作詞・作曲・歌唱による歌謡曲(コミックソング)である。1930(昭和5)年8月発売。前年創立されたポリドール最初のヒット。歌は大阪南地、富田屋喜久治。
目次
1 解説
2 歌詞
3 関連項目
4 参考文献
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解説
1892年にミクロネシアのチューク諸島(トラック島)に移住し、島の酋長の娘と結婚した実在の日本人(高知県出身の森小弁)をモチーフにした作品である。
作品発表当時、ミクロネシアは国際聯盟委任統治領として日本の支配下にあり「南洋群島」と呼ばれていた。1919年の南洋群島領有により日本国内で南進論がブームになった1920年代に入って、南洋(東南アジアおよびオセアニア島嶼部)の地名・風俗を歌詞に取り入れた大衆歌謡が登場するが、この作品はそのような歌曲の一つである。
戦後、ザ・ドリフターズによって『ドリフのラバさん』(1971年。歌詞は一部異なる)の題名でカバーされた。
また、ザ・ドリフターズがメインのバラエティ番組、フジテレビ『火曜ワイドスペシャル・ドリフの昭和大爆進!笑いと唄の50年』(1975年10月7日放送。『ドリフ大爆笑』の前身)のオープニングでは、森進一、ちあきなおみ、アグネス・チャン、キャンディーズが1番と2番を歌唱し、ドリフターズが当曲をモチーフにしたオープニングコントを演じた。ちなみに、同番組は6日前に開局したテレビ新広島(tss)における『火曜 - 』の初放送でもあるが(前々週まではtss開局まで日本テレビ系とフジテレビ系のクロスネット局だった広島テレビにネットされていた=前週は広テレのみ内容差し換え。詳細はこちらを参照)、広島県出身の石田一松へのオマージュであったかどうかは不明。
いかりや長介の存命中最後の放送となった『ザ・ドリフターズ結成40周年記念・40年だよ!ドリフ大爆笑』(2003年12月23日放送)では、いかりや(健康上の理由からオープニング・エンディングのみ出演)が想い出のシーンとして『昭和大爆進!』を挙げ、前述の『酋長の娘』のVTRが28年ぶりに流された。
オリジナルのバージョンは「酋長」という言葉が放送禁止用語に該当するという理由で、今日放送されることはない。
著作権は歌詞、楽曲とも2006年12月31日を以て消滅した。
一、わたしのラバさん 酋長の娘 色は黒いが 南洋じゃ美人
二、赤道直下 マーシャル群島 ヤシの木陰で テクテク踊る
三、踊れ踊れ どぶろくのんで 明日は嬉しい 首の祭り
四、踊れ踊れ 踊らぬものに 誰がお嫁に 行くものか
五、昨日浜で見た 酋長の娘 今日はバナナの 木陰で眠る
関連項目
南洋群島 - 委任統治 - 南進論(時代背景)
冒険ダン吉(戦前の人気漫画作品。上記の森小弁がモデルとの説あり)
相沢進(日本人の父と南洋群島民(現地首長の娘)の母の間に生まれた元プロ野球選手)
参考文献
『日本流行歌史』 古茂田信男、島田芳文、矢沢保、横沢千秋(共著)(社会思想社、1970年9月)
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更新日時:2008年10月28日(火)11:22
取得日時:2008/11/07 11:23