都市計画(としけいかく)とは、都市の健全な発展と秩序ある整備を図るために、土地利用のあり方、都市施設(道路・公園等)の整備、市街地開発について計画を策定し、その実現を図ることであるといえる。日本の東京丸の内の風景日本の大阪・梅田のダイヤモンド地区界隈
目次
1 概要
2 都市計画の歴史
2.1 近代都市計画の発展
3 都市計画理論
4 都市計画上の課題
4.1 都市交通
4.2 都市景観
4.3 防犯と防災
4.4 大気汚染、ゴミ、廃棄物処理
5 各国の都市計画制度
5.1 日本の都市計画
5.1.1 都市計画の学問
5.1.2 都市計画の種類
5.1.3 近代都市計画の成立
5.1.4 住宅供給
5.1.5 景観問題
5.1.6 都市計画法
5.1.6.1 都市三法
5.1.6.2 一般的な法律
5.1.6.3 都市施設等に関する法律
5.1.6.4 特定の地域に関係する法律
5.1.7 都市計画の資格
5.1.8 都市計画制度の妥当性
5.1.9 外部リンク
5.1.9.1 団体等
5.1.9.2 その他
5.2 イギリスの都市計画
5.2.1 外部リンク
5.3 ドイツの都市計画
5.4 (旧)社会主義諸国の都市計画
6 関連項目
7 外部リンク
7.1 情報
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一般に、都市とは物的に見れば、幹線道路・鉄道・上下水道・大規模公園などの基幹的都市施設、街割(街区割り・敷地割り)によって形成される街路・小公園等の地区基盤施設と宅地、宅地上に建築される建築物、学校・病院等の公共公益施設などから構成される。こうした諸要素の相互関係を適切に保つことが都市計画の基本的な役割であることから、都市計画の構成要素も、都市基幹施設や公共公益施設の配置計画、街割の計画(市街地開発の計画)、建築(土地利用)の規制に関する計画からなることが一般的である。街割の計画は制度的には「土地区画整理事業」「開発許可制度」等を通じて実現される。建築・土地利用の規制は、地域(ゾーン)を区分して異なる規制を課すところからゾーニング(zoning)と呼ばれる。都市基幹施設や土地利用の概略的な配置計画を都市全体について定めておき、個々の地区を開発する際に街割と地区施設、建築規制の計画を一体的に定めた地区詳細計画を定め、これに従った開発を強制する方式もドイツ等では採用されている。
また、都市の整備に関する工学的な学術を都市工学、都市空間の意匠やデザインを都市設計やアーバン・デザインといい、法的制度としての「都市計画」の枠組みにこだわらず、より広い観点から都市空間や都市社会を改善・形成しようとする活動、特に、いわゆる「草の根」型の活動、すなわち住民・市民主導の側面が強く、対象とする地域規模が小さい活動をまちづくりということが多い。
都市計画の歴史オスマンによって計画されたパリのシャンゼリゼ通り
ルネサンスの理想都市
ルネサンス期のイタリアでは正しい比例を持つ建物が理想とされたが、都市についても、円形・正方形・星形などの明快な形態を持ち、幾何学的(放射状あるいはグリッド状)に街路を築き、広場や記念的な建造物を配するものが理想と考えられた。城塞都市パルマノーヴァは実際に建設された例である。また、古代ローマの広場(フォルム)に倣い、広場を回廊で囲むことが好まれた(ヴェネツィアのサンマルコ広場など)。
バロック都市計画
バロック期には、パースペクティブやヴィスタ(眺望)を強調し、広場や記念的な建造物の間を広い直線道路で結ぶ壮大な都市計画が構想された。