近親相姦(きんしんそうかん)とは、近い血縁関係にある者による性的行為である。国語や創作物の分野ではこの用語が用いられることが多い。ただし、政治、犯罪、フェミニズム、臨床心理学などの学術的分野では虐待問題などに対する危惧から近親姦(きんしんかん)と呼ぶことが多い。英語では近い血縁関係にある者による性的行為をインセスト (Incest) という。
インセスト・タブーにより、多くの文化で禁止されている。だが、その血縁範囲、何をもって性的行為とみなすかに関しては文化的差異が大きい。近親者間の性的行為は異性間、同性間いずれでも起きる。大人と子供、子供同士、大人同士のいずれも起こる。しかし、非常にプライベートな話であるため議論することが困難な話題でもある。また、現在日本には文化的タブーとされているが、近親姦そのものを取り締まる法律はない。
目次
1 近親者の性行為の用語
2 近親姦の発生率調査
2.1 近親姦と性的虐待
2.2 兄弟姉妹の近親姦
3 遺伝学と心理的嫌悪
4 近親姦と妊娠中絶
5 親子の近親姦
5.1 親による強姦の概念
5.2 近親姦の定義と影響
5.3 近親姦に関する誤解
5.4 親子形式の比率
5.5 父-娘近親姦
5.6 父-息子近親姦
5.7 母-娘近親姦
5.8 母-息子近親姦
5.9 情緒的近親姦
6 法律
6.1 成人間の近親姦
6.2 いとこ同士の場合
7 インセストの歴史
7.1 古代 - 1000年
7.2 11世紀 - 19世紀
7.3 20世紀以降
8 文化
8.1 人類学
8.2 民俗学
8.3 精神分析
9 神話
9.1 兄妹相姦
9.2 姉弟相姦
9.3 父娘相姦
9.4 母子相姦
10 関連項目
11 出典
12 参考文献
13 外部リンク
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近親者の性行為を表す用語にはいくらかの議論がある。「近親相姦」と言われる事も多いが、これは合意の上での行為という意味で「相」という文字を用いており、実際に見られる例はそうではない場合が多いとしてフェミニズム運動を中心にして「近親姦」の用語を用いるべきという意見が出た。[要出典]『教育相談重要用語300の基礎知識』(1999)においては「近親姦」として紹介されている。1995年の第132回国会法務委員会においてこの用語の話題が出ている[1]。児童施設や婦人保護施設の利用者に被害者がかなり存在するとして、刑罰規定という政治的問題に触れた文書でもこの語が用いられた[2]。
この用語が用いられるのは、「相」という文字には双方の合意と言う意味合いが社会通念上含まれているにも拘らず、実際には強要・甚だしくは強姦による場合が多く、性的虐待や暴力を表現するには適切とは言いがたいためである[3][4][5]。強制された例にも「相姦」という用語を用いる事は、行為に同意してしまったとして被害者が自らを責める事態を生む恐れがある。また、「相姦」という用語には、「肉体関係を持つ事が一般に禁じられている男女の関係」という道徳的な意味合いが濃いが、虐待や性的自由の侵害という権利の侵害を問題とする意味が薄いという指摘がある。[要出典]
近親愛の問題は1970年代のアメリカではしばしば法律で規制するのかどうかについて論争があった。その後、虐待問題で一方的な場合が多いことが認められた。