軍隊(ぐんたい、英:Armed forces―直訳で“武力”)とは広義には軍事組織であり、狭義には戦時国際法で定められるそれである。後者は国家やそれに準ずる交戦団体が有する軍隊のことである。
目次
1 概説
2 定義
3 発達史
3.1 前近代の軍隊
3.2 近代化の思想
3.3 国民軍への変化
3.4 現代の軍隊
3.5 日本における発達史
4 原理
4.1 存在意義
4.2 機能
4.3 自己完結性
4.4 用兵能力
4.5 練兵能力
4.6 造兵能力
5 類型
6 組織形態
6.1 軍政軍令
6.2 文民統制
6.3 幕僚機関
6.4 陸海空軍
6.5 統合・連合・統連合部隊
6.6 軍学校
6.7 情報機関
6.8 特務機関
6.9 兵站機関
6.10 衛生機関
6.11 準軍事組織
6.12 組織の多様性
7 階級
8 軍法
9 軍隊と政府
10 軍隊と警察
11 軍隊と社会
12 日本の軍隊
13 類義語
14 参考文献
15 関連項目
16 脚注
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戦争が集落間の局地的な武力戦から国家間の全体的な総力戦へ変化する中で、一元的な指揮の下で兵員、兵器、軍事施設から構成された軍隊も唯一の戦争遂行機関ではなくなり、経済戦、思想戦等を任せられる国家機関も重要な主体となった。しかしながら軍隊は侵略または防衛を遂行する権能と能力を持ち、軍事力及び警察力の一部を担う国家の軍事力の行使機関、暴力装置であり、主権国家の象徴でもある。戦時国際法においては戦時においては一定の人道的な制約の下で作戦行動により敵を直接的に加害する権限を持ち、敵の指揮下に入ればその成員は捕虜として扱われる権利がある。軍隊は概ね軍事法制によって建設、保持されており、その制度を軍制、行政を軍事行政、作戦を軍令と呼ぶが、その内容は国によって異なる場合がある。軍隊の具体的な役割は自国の安全保障、国内の治安維持、軍事力による外交支援、軍事外交などがある(→ 軍隊の機能、さらに詳細は別項の「軍事力」)。人間は古来から武装集団を一時的に組織してきたが、それが時代と共に恒常的な専門家による組織として成長していき、主要な国家機関として確立された(→軍隊の歴史、職業軍人)。現代における軍隊は従来のような戦争だけではなく、対麻薬作戦、平和維持活動、対テロ作戦、情報活動、国民教育、学術研究、技術開発、などの幅広い活動を行っている。
文脈や、前提条件、定義しようとしている者の視点や役割などによって、様々な定義がある。例えば以下のようなものがある。
陸、海、空の武装兵力[1]
国際法上交戦権を有する存在で、責任ある指揮者の指揮のもとに、遠方から識別しうる標識を有し、公然と武器を携行し、戦争法規を遵守するもの。正規の陸・海・空軍のほかにも、民兵、地方人民の蜂起したもの、商船が軍艦に変更したもの、まで含む。[2][3]
ゲリラ等に関しては、交戦権を有しているかどうかが議論となることがあるので、交戦権を定義文に含める場合は、ゲリラが軍隊かどうかは議論となることがある。また、識別という点でも、軍隊か否か議論となることがある[4]。 定義文に「国家によって管理運営されている」といった表現が入る場合もある[5]。また、別の角度からとらえた極めて狭義の定義としては「学校、研究所、工作庁、官庁などを含まない部隊」などというものもある。
広辞苑では「一定の組織で編成されている、軍人の集団」としている。