軍郷(ぐんごう)とは、多くの軍事拠点を擁する地域を漠然とさして呼ぶ言葉。「軍隊の故郷」、「軍隊の町」という意で、近代の城下町というニュアンスに近い。類語に「軍の都市」の意味で「軍都(ぐんと)」がある。
目次
1 概要
2 軍郷・軍都と呼ばれた都市
3 参考図書
4 外部リンク
5 注釈
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日本では、第二次世界大戦の終戦までは、師団や連隊の駐屯地や陸軍学校、陸軍病院、工廠・軍需工場など、多くの軍関連施設が点在する地域を「軍の故郷」として「軍郷」と呼んでいた。特に首都東京をはじめとする関東近郊や海軍の拠点が置かれた広島、大阪・名古屋などの主要都市には、多くの軍関係施設が設けられ、軍郷○○○(軍郷習志野)、軍都○○(軍都廣島)と呼ばれた地域が存在した。このような都市では、軍隊が地域の産業に影響を及ぼしている場合が多く、軍旗祭や地域の恒例行事を通じて、住民生活と密接に関わっている場合が多い。これらの都市は、戦時中には、本土空襲の標的にされ、名古屋大空襲のように大規模な空襲が加えられたり、広島や長崎のように原爆が投下され、多大な被害を出した地域もある。なお、「軍郷」・「軍都」の言葉は、第二次世界大戦の終戦以降、軍の解体にともに使われなくなったが、相模原市(相模原市#終戦時の軍事施設)の都市計画の事例のように旧軍施設の区画割りが戦後の土地利用[1]に反映されることも多く、都市の成り立ちに大きな影響を及ぼしている。
軍郷・軍都と呼ばれた都市
旭川 - 北海道旭川市 - 陸軍
月寒 - 北海道札幌市 - 陸軍
弘前- 青森県弘前市 - 陸軍
盛岡- 岩手県盛岡市 - 陸軍
善通寺- 宮城県仙台市 - 陸軍
若松 - 福島県会津若松市 - 陸軍
山形 - 山形県山形市 - 陸軍
新発田 - 新潟県新発田市 - 陸軍
高田 - 新潟県上越市 - 陸軍
宇都宮 - 栃木県宇都宮市 - 陸軍
前橋 - 群馬県前橋市 - 陸軍
高崎 - 群馬県高崎市 - 陸軍
水戸- 茨城県水戸市 - 陸軍
所沢- 埼玉県所沢市 - 陸軍
佐倉 - 千葉県佐倉市 - 陸軍
四街道 - 千葉県四街道市 - 陸軍
千葉 - 千葉県千葉市 - 陸軍
習志野 - 千葉県習志野市・船橋市・八千代市 - 陸軍
柏 - 千葉県柏市・松戸市 - 陸軍
国府台- 千葉県市川市 - 陸軍
木更津 - 千葉県木更津市 - 海軍
館山- 千葉県館山市 - 海軍
赤羽 - 東京都北区 - 陸軍
立川 - 東京都立川市 - 陸軍
町田 - 東京都町田市 - 陸軍
相模原 - 神奈川県相模原市・座間市・大和市・綾瀬市などの範囲- 陸軍 (大規模な軍都計画があった都市)
横須賀 - 神奈川県横須賀市 - 海軍
平塚 - 神奈川県平塚市 - 海軍
甲府 - 山梨県甲府市 - 陸軍
静岡 - 静岡県静岡市 - 陸軍
浜松 - 静岡県浜松市 - 陸軍
名古屋 - 愛知県豊橋市 - 陸軍
豊橋 - 愛知県豊橋市 - 陸軍
豊川 - 愛知県豊川市 - 陸軍
岐阜 - 岐阜県岐阜市 - 陸軍
金沢 - 石川県金沢市 - 陸軍
富山 - 富山県富山市 - 陸軍
敦賀市 - 福井県敦賀市 - 陸軍
鈴鹿 - 三重県鈴鹿市 - 海軍
津 - 三重県津市 - 陸軍