警察無線(けいさつむせん)とは、警察が使用する無線の総称である。
警察は様々なタイプの無線機を運用しているが、一般的にはパトカーに搭載される車載無線機や警察官が携帯する携帯型無線機、受令機を使った移動体通信システムを指す。そのほとんどがデジタル方式を使用しているため、第三者が傍受することは困難である。
目次
1 概略
2 歴史
3 使用する周波数
4 無線機
5 アンテナ
6 主な種別
7 関連項目
8 外部ページ
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旧来より、山かけ通信方式(山上やタワーなどに中継機を置いて通信エリアを拡大する方式・レピーター方式とも言われる)によって日本全国津々浦々まで通信エリアを拡大させ、近年においては移動デジタル方式の実用化など、民間の通信機器会社と協力し最新の技術をいち早く導入しており、日本における移動体通信の先駆的存在である。民間用移動電話がなかった時代に自動車電話さえ実用化していた(いわゆる「移動警察電話」である)。
1986年頃まではアナログFM方式であったので、受信機や改造アマチュア無線機を使用すれば第三者が簡単に傍受することが可能であったが、自由民主党本部放火襲撃事件で警察無線が妨害されたり、グリコ・森永事件で被疑者が警察無線を受信し捜査が混乱させられたのをきっかけに、デジタル方式の開発、導入が進んだとされる。 ただし、デジタル化したからと言って妨害されなくなることは無い。たとえデジタル方式であっても、システムが許容できるD/U比(受信したい電波とそれ以外の電波の電力の比)を超える電力の妨害波が加われば通信は出来なくなる。
1998年、革マル派のアジトでデジタル無線受信機が押収されたことから、革マル派がデジタル無線の復号に成功していたことが明らかになった。また、無線雑誌ラジオライフの読者も、革マル派とは異なる独自の回路とソフトを使い復調と復号に成功していた。
2003年、従来のデジタル警察無線形式(MPR)が老朽化及び傍受可能となったため新型であるAPRへと移行した。
歴史
1948年:30MHz帯アナログFMで開始(現在この周波数は陸上自衛隊が使用)。局数は約1000局であった。
1949年:国産無線機「PR-1」(29〜44MHz)を開発導入
1958年:受令機を開発導入
1963年:携帯無線機を開発導入
1969年:150MHz帯携帯無線機「UW-10」を開発導入
1974年:400MHz帯携帯無線機を開発導入
1994年:WIDE(Wireless Integrated Digital Equipment―統合デジタル無線機器)システム導入
2003年:新型デジタル無線 APR(advanced police radio communication)シリーズ導入開始
使用する周波数
150MHz帯、300MHz帯、800MHz帯(トンネル内通信用)の使用が公表されているが、正確な周波数は公開されていない。一部雑誌に掲載されている場合もあるが、出所は不明である。
無線機
APR形無線機:大きく分けて車載型のAPR-ML1、白バイ車載型のAPR-AU1、携帯トランシーバ型のAPR-WTB1、受令機(受信専用小型機)であるAPR-WR1がある。携帯トランシーバ型のAPR-WTB1の色は灰色よりほんの少し明るい色で塗装されており、正面及び上部に液晶画面がある。
アンテナ
パトカー用:150MHz帯のλ/4ホイップアンテナを、ルーフ中央部に直接取り付けて使用している。「RT-VH形ホイップアンテナ」と呼ばれる物が一般的で、メーカは電気興業である。
主な種別
基幹系
方面系
部隊活動波
署外活動系(署活系)
補助中継回線
そのほかヘリテレ(警察ヘリコプターからの空撮映像を伝送する無線)などがあり、航空無線以外は全てデジタル変調の電話である。部隊活動系の一部(大規模警備等)にはアナログ無線や業務無線が使われる事があるが、これは予算上の都合とデジタル無線機の管理上台数を増やさないための処置である。(警察当局は無線機の紛失・盗難には非常に敏感である。)
外部ページ
⇒長野県警察の通信に関する訓令
⇒警察無線機更新事業
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カテゴリ: 警察 | 日本の警察 | 無線 | スタブ
更新日時:2008年6月18日(水)14:35
取得日時:2008/08/17 00:39