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言語(げんご)とは、コミュニケーションのための記号の体系。狭義には人間の音声による音声言語を指すが、広義には身振りなど音声以外の要素も含む。また、動物間のコミュニケーションや、コンピュータに指示するための記号体系を指す場合もある。
日本語や英語のように自然発生的に生まれた言語を自然言語と呼び、これに対して人為的に創作された言語を人工言語と呼ぶ。後者には、もっぱら人間同士によるやりとりを目的としたエスペラント、コンピュータの操作を目的としたプログラミング言語、それから人間にもコンピュータにも適したロジバンといったものがある。自然言語は、母語とする人々の存在を失うと使用されなくなり死語と呼ばれる。
目次
1 定義
2 自然言語
3 言語の歴史
3.1 起原
3.2 進化速度
4 世界の言語
4.1 言語の数と範囲の不確定
4.2 各国の国語・共通語・公用語
4.2.1 脚注
4.3 普段話されている言語別人口上位十語
4.4 国際的に重要な言語の要件
5 言語の生物学
6 関連項目
7 外部リンク
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狭義には、人間のコミュニケーション、相互作用を統べる規則の内、声にまつわる部分、あるいはその声の代替としての文字表記などにまつわる部分を指す。手話、トーキングドラムなどの例においても、おおよそ声によるコミュニケーションと対応している。かつて日本の手話言語学者は手話は音声語とは形態において異なる故に、音声言語学とはまったく異なる言語学用語、文法用語によって研究されるべきであるという立場をとっていた。しかし、近年では手話といえどもれっきとした言語である故に音声語と同様の言語学的手法、用語によって説明できるはずであるという立場が一般的となっている。近年では言語学関連の学会等で音声言語と共に手話言語学者の研究報告がプログラムにのぼることも珍しくない。
より広義には視覚言語、ボディー・ランゲージなど声によるコミュニケーションに還元できない場合にも、コミュニケーションを統べる規則があれば、それを言語と呼ぶことがある。
また、動物の間の相互作用にも言語の存在を認める場合がある。例えばミツバチが蜜源を仲間に伝えるためのダンスを「ミツバチの言語」と呼ぶこともある。但し、人間の多くの言語と比べ、動物の相互作用には、往々にして恣意的な規則(「リンゴ」という音がリンゴという果物の種類を指すという約束事など)が乏しく、生息環境や生与の能力に根ざしたやや必然性の高い表現手段が関与している場合が多い。(「歯をむき出すこと」が「相手に対する敵意」の表現となる、など)これは規則ではなく、単なる規則性である点でやや趣を異にする。
同じく、広義の言語の中に含まれることが多いのがコンピューターのプログラミングに際して参照される一連の規則(プログラミング言語)である。プログラムの機能は、コミュニケーションの一種であると考えることは不可能ではないとしても、典型的な人間の会話において言語が果たす機能と明らかに異なっている。また、規則が特定少数の人間によって決定されている点で狭義の言語と異なる。このため、プログラミング言語のように創作された言語を人工言語と呼び、日本語のような自然言語と区別する場合もある。
厳密には、言語の定義には多くの困難が伴う。コミュニケーションの「規則」がどこかに明記されており人々がそれを参照しながらコミュニケーションが行われるわけではなく、実際人々が単一の規則に従っていないと考えさせる材料もある。方言のような地理的なバリエーション、新語の普及のような歴史的変化、言い間違いや言いかけに終わる発言など、文法として通常考えられる規則に反する発話などが、その例として考えられる。また、「声」を基礎とし、文字をその代替とする発想に対する批判を投げかける立場(『声と現象』)もある(言語哲学)。