言語哲学(げんごてつがく、philosophy of language)とは、語義的に二つの意味に大別される。
言語の構造・意味・使用法・レトリック等について哲学的に考察する学問。
言語の使用法を
人工的に緻密化する(人工言語学派)
日常言語の使用法を緻密に観察することによって哲学の問題は解決されると考える(日常言語学派)
言語こそが存在に先立つものであり、言語の理解なくして哲学の問題は解決されえないと考える(分析哲学 (analytical philosophy) 主流)
諸学派の事を指す。
1.は言語の哲学(philosophy of linguistics) 2.の諸派は言語的哲学(linguistic philosophy)とも表現される。まず、1.の場合について記述する。
目次
1 古代ギリシャ言語哲学
2 ローマ?中世前期のラテン圏の言語哲学と哲学概況
3 11世紀の論理学復興、そして12世紀ルネサンスと普遍論争
4 ルネッサンスとイギリス経験論
5 ライプニッツ――普遍言語の構築者
6 フンボルト――精神構造としての言語
7 ソシュールと言語論の展開
8 フッサール――現象学における言語
9 分析哲学の源流I ゴットロープ・フレーゲ
10 分析哲学の源流II ラッセル&ムーア
11 分析哲学の誕生『論理的=哲学的・論考』のウィトゲンシュタイン
12 分析哲学の発展I 論理実証主義と科学哲学
13 分析哲学の発展II クワインとその系譜
14 分析哲学の発展III 日常言語学派
15 分析哲学の発展IV 後期ウィトゲンシュタインとその系譜
16 70年代以降の分析哲学の展開
17 日本における分析哲学系言語哲学の受容と現状
18 関連書
19 外部リンク
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1.については一方では古代ギリシャの文法学や古代ローマの弁証法(dialectike)や修辞法(retolike)を淵源とする。他方で、純粋な哲学としては、その祖イオニア学派も自然学に傾倒したがその過程で既にパルメニデースやゼーノーンはパラドクスを駆使している。また、ソピステース(ソフィスト・知者)たちは相手に議論によって勝利しようとしたことから、また、フィロソポス(知を愛する人、後の哲学者)を自称したソークラーテスの産婆術も相手を誘導しつつ哲学的解決へと導く、という手法から、少なからぬ言語と論理とへの反省的意識が存在していたと推定される。